新年挨拶文
2021年01月08日
ビジョンの推進へ 経済さらなる活性
広島県議会議長 中本隆志
新年明けましておめでとうございます。
皆様方には、希望に満ちた清々しい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
さて、昨年は7年8か月続いた安倍政権が終わりを告げ、菅内閣が新たに発足し、新型コロナウイルス感染症対策のための「新しい生活様式」の実践など、例年とは異なる大変な一年となりました。
また、未だ流行が続く新型コロナウイルス感染症は、世界中で猛威をふるい続け、経済社会にかつてない打撃を与えています。依然として厳しい状況が続いている中、感染症の影響を受けつつも、個人消費や輸出・生活関連に持ち直しの動きがみられるなど、景気回復の兆しも見えてきておりますが、依然として予断を許さない状況にあります。
一方で、雇用情勢は、解雇や雇い止めが増加しており、また、大学卒業予定者の就職内定率が大きく低下するなど、極めて厳しい状況となっています。
こうした中、昨年11月には三次市出身の人形作家、奥田小由女さんが令和2年度の文化勲章を受章されました。故奥田元宋氏との御夫妻での受章と、工芸の人形分野からの受章は、ともに初めてのことであり、本県にとりまして大変喜ばしいニュースとなりました。
また、県では昨年、来年度を始期とする今後10年間のビジョンを示す「安心▽誇り▽挑戦 ひろしまビジョン」を策定し、これに基づく取り組みを、より一層推し進めていくこととしております。
県議会におきましても、本県経済のさらなる活性化に向け、引き続き全力を尽くして参りますので、本年もあい変わらぬ御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。