福祉・介護職の魅力向上 廿日市市でブランド化へ 17日に催しも
2019年03月08日
【廿日市市】廿日市市の福祉・介護団体・機関で構成する同市福祉・介護人材確保等総合支援協議会が同市の福祉・介護職の魅力向上及び他市との差別化に力を入れている。取り組みの一環として17日(日)に職員同士の交流や仕事の魅力をPRする「ふくしの魅力を語ろう会」を企画。広く来場を呼び掛けている。
同協議会は、2016(平成28)年に発足。現在12団体で組織している。人材の確保・育成や職場環境の改善、現職員の定着などに向け、就職面談会や職員の相互研修、小中学校への出前講座、職員の交流イベントなど開いている。
同協議会代表の猪股誠司さんは、同市から広島市へ勤める人も少なくないという。「広島市という名前の力もあると思う。事業所単位でなく廿日市市全体で取り組むことで、人材の流出を防ぎ、他市から働きに来るようブランド化を図りたい。全国的に福祉・介護職の給与・環境などの改善が進んでいる。一般的に広まっているネガティブなイメージを払拭していきたい」と話す。
語ろう会は、同市総合健康福祉センターあいプラザで午後2時~。会場をカフェに見立て、実際に働いている職員が現場の人間関係や職場環境などを話す。福祉の求人や資格、働き方などに関する情報提供コーナーや事務所紹介などの相談スペースもある。入場無料。大竹市地域人材確保推進協議会との共催。
イベントに関する問合は、廿日市市社会福祉協議会TEL(0829)20・0294。