【廿日市市】廿日市市の同市立廿日市中学校(村田宣嗣校長、五百十八人)で五(木)、六(金)の両日、文化祭が開かれた。二年生百七十七人は、一年生の時から取り組んできた平和学習の成果を、巨大なはり絵と展示で発表した。広島と長崎が受けた原爆の被害、悲惨な沖縄戦を目をそむけることなく学び、これからの自分たちは平和のためにどうすればよいのかと答えを探しながら取り組んだ生徒らの思いが込められた。
「平和への願い」と題されたはり絵は、縦二m、横五m、ベニヤ板に色紙をちぎって貼り付けられている。右半分に、戦火から逃げまどう人々が描かれ、左半分には世界の人たちが手をつないで笑っている姿が描かれている。中央には地球儀を持った女の子が立っている。
原画は、二年生全員が一枚ずつ提出した絵の中から、クラスや文化委員会で話し合い、数人の絵を組み合わせて制作した。原画制作にあたった倉本清香さんと加藤和子さんは「今の平和は悲惨な戦争があったという事実の上に成り立っていることを知ってほしかった」と話していた。手をつなぐ世界の人々と地球儀を持つ女の子には「世界中が平和になってほしい」という願いが込められているという。
はり絵は今後、同校に保存、展示される予定。村田校長は「在校生だけでなく、これから入学してくる生徒たちにも彼らの平和への願いを伝えたい」と話していた。原詩織さんら十人の文化委員会のメンバーは「この絵を見る人たちが、その度に平和の大切さを思い出し、考えてほしい」と絵を見つめていた。
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