WEBタイムス 平成10年(1998年)11月13日 第554号
   

<花−41.野生ギク>

ホームへ戻る目次へ戻る

 秋から冬にかけて海岸や山野に出かけると、それぞれの地方の野生ギクに出会うことができます。
 野生ギクは北海道から九州まで、各地の環境に適応した種が分布しています。花は白か黄色で、中には栽培ギクやシャスターデージーの祖先の一つと考えられている種もあります。
 野趣に富み、丈夫で育てやすいことから、庭上や鉢植えなど観賞用に栽培され、苗も入手しやすくなりました。
 植物公園では、系統進化園にノジギク、イソギク、ハマギク、シマカンギクなど約十種が植えられています。見頃は、ハマギク、コハマギクが十月上旬、そのほかは十一月です。
 栽培のポイント
 日当りと水はけのよい場所に、株分け苗なら三月ごろ、さし芽苗なら五〜六月ごろに植え付けます。
 乾燥に強く、庭植えなら、干ばつ時を除きほとんど水やりの必要がありません。
 野趣を活かすため、肥料は控え目にし、四〜六月に月一回程度、化成肥料などを少量与えます。
 繁殖力も強く、三月に株分け、五月にさし芽をするとよく増えます。
広島市植物公園 林良之
   ◇
写真
 ノジギクキク科キク属
       中四国地方、九州に分布する多年草。花径3〜4センチ。開花期は11月〜12月。
   ◇
タイトル各地の環境に適応 水はほとんど不要



記事の内容、及び著作権について