【佐伯区】広島市佐伯区藤の木学区の町内会連合会(宝木英雄会長)は二十六日(土)、同団地入口に建設中の建築用石材製造販売業(株)岩崎大理石(本社−広島市西区天満町、岩崎治社長)の工場操業反対を訴え、同団地内と工場建設現場周辺でパレードを実施した。団地住民ら百七十人余りが、幟を手に声を挙げた。
工場は、平成六年十一月に、業者側が建築確認を区に申請、十二月に建築確認されている。すでに建物はほぼ完成している。
住民側では、工場操業による震動や騒音などの団地住民への影響や工場従業員の通勤の車や社用車の増加による交通安全など憂慮。業者側の、住民や周辺環境に対する考え、対応策などを要求するとともに、建設反対の署名運動や市・区への陳情などの運動を展開している。宝木会長は、「確認申請前には違う社名が表示されていたり、申請が、市の市街化調整区域の線引き見直しの直前で、駆け込みだった」、「建築確認申請以前に、事前説明会が地元住民になされていなかった」と業者、行政両者への不信感を表す。
業者側は、建築確認終了後、平成七年から八年までに三度、住民への説明会を開催しているが、両者の意見は平行線のまま。一時、同社が建設反対の幟を立てた住民を相手取り、調停申し立てをしたが、取り下げたこともあった。
同社によると、現時点では不況などの影響で「操業開始などの時期は、はっきり決まっていない。住民側との話し合いの予定も今のところない」という。
当日は、横断幕を先頭に、紅白の幟を手にした住民らが団地内のメーン道路を行進。工場の建設現場を訪れ、建築状況などを確認し、反対への意志を再確認した。宝木会長は「住民の生活や権利を考慮した企業の対応を望む」と話している。
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