WEBタイムス 平成10年(1998年)07月24日 第539号
   

<青い目の人形がつなぐ友情、鈴峯女子校演劇部が公演>

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 【西区】「日米友情の使者」として、米国から日本の子どもたちに贈られながら、戦争のため壊された「青い目の人形」。地元鈴峯女子高校演劇部は今年、「青い目の人形」をテーマにした作品「沈黙の夏」で●月の全国大会出場を決めた。また、同校放送部もテレビ番組を制作し、やはり全国大会進出を決めている。七月三十一日(金)、廿日市市のさくらぴあで開かれる同校の「文化公演会」で演劇作品を披露する。入場は無料。午後四時開場。
 「青い目の人形」は昭和二年、日米友好の橋渡し役として米国の宣教師シドニー・ギューリックさんから日本全国の子どもたちに一万二千体が贈られた。だが、第二次世界大戦の勃発が「友情の使者」を「敵国の人形」に変えてしまう。当時、学校の廊下に吊されて、生徒や教諭から竹ヤリで突かれたり火を着けて焼かれたりして、県内に現存するのは贈られた三百五十六体のうちの四体に過ぎない、という。
 芝居は、昭和二十年八月十五日、県北の山村に残された人形と、人形を守ろうとする少女を中心に巻起こる人間模様を描く。
 二十四日(金)には、ギューリックさんの孫、ギューリック三世が同校を訪れ、七十年ぶりに新しい「青い目の人形」を贈る。また、七十年前に贈られた人形も来校する。
 公演会では、同校吹奏楽部の演奏も予定されている。



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