【宮島町】廿日市市阿品三丁目のヒロシマ・ナタリー跡地で建設中のマンション問題で、同市阿品台の住民らが今月初旬に発足させた市民グループ「世界文化遺産・宮島の景観を守る会」(柳井克己会長、三十人)が二十日(月)、マンションの高さ制限など計画の見直しを訴え、佐伯郡宮島町の宮島桟橋前広場で街頭署名運動を繰り広げた。同町を訪れた観光客ら三千三百十一人分の署名が集まった。
同会は、マンション建設地の山側にある阿品台団地の住民らが組織している。「宮島の景観および瀬戸内海の環境と風景を守り、自然と一体になった歴史と文化を後世に伝えよう」と今月初めに発足した。中旬には、広島県や廿日市市に建設見直しを指導するよう要求した。
当日は、会のメンバーら十五人が参加。マンションが完成した場合を想定し制作した景観のモンタージュ写真を観光客らに示しながら、「廿日市市側からだけでなく、宮島町から見える対岸の佐伯郡大野町側の景観が悪くなる」と訴えた。世界文化遺産登録の宮島らしく、国内旅行者のみならず、アジアや欧米など十四カ国の外国人旅行者らの署名もあった。
今後、同会は九月末までに、廿日市市の人口七万二千七百人余り(六月末)を上回る八万人の署名を集める予定。さらに、やはり建設反対を掲げて同会に先駆けて発足活動中の住民グループ「交通と環境を守る会」と連携を取りながら、運動していく。
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