【大野町】県立宮島工業高等学校(日高敬司校長、佐伯郡大野町)のインテリア科二年生四十人の手作りのフレーム(額縁)が、世界の子どもたちの絵を飾ることになった。八月十八日(火)からはつかいち美術ギャラリー(赤木博典館長)で開催される「世界のこども・廿日市のこども絵画展」に向けて、夏休みに入ったいま、生徒たちの懸命の作業が続いている。
はつかいち美術ギャラリーでは、子どもを対象にした美術展、作品展を毎年継続して行うが、今夏は、ふくやま美術館、(財)美育文化協会、廿日市市保育連盟の協力で、世界四十カ国の子どもの絵二百五十点の展示をすることになった。地元の子どもは今年が保育園児、来年は幼稚園児、その次が小学生の予定という。
子どもの絵の展示はふつう、フレームなしで無造作に展示されている。「なんとか子どもたちの心に迫る展示をしたい」という赤木博典館長に、絵画を共催する宮島口、廿日市、五日市、広島佐伯の各ライオンズクラブがフレームの寄贈を決め、宮島工高のインテリア科の生徒がボランティアで製作に当たることになった。
フレームは、六九〇×五三〇(ミリ)の木製で二百枚。今回の展示でデビューの後、同美術ギャラリーでの児童・生徒作品の展示、近隣の学校や公民館での展示、または市中の美術展などで活躍する。
指導に当たっている宮田和政教諭(三八)は、「生徒はふつう、授業の中では自分のためにのみ製作する。客の依頼によって作るという世の中の仕組み、つまり゛仕事″を知る意味でも、自分の作品が社会の役に立つことを感じる上でも、いい経験だと思う。これから授業の中にも取り入れられるのでは」と話している。
Copyright© L.co All Rights Reserved.