| 平成9年(1997年)10月03日 第500号 |
<昔の子供の遊び大前三郎版画展> | ホームへ戻る|目次へ戻る |
【佐伯区】広島市佐伯区五日市の野の花美術館で十月九日(木)まで(日曜・祝日を除く)「昔の子供の遊び大前三郎版画展」が開かれている。
全百二点の大前さんの版画集「昔の子供の遊び」の中から十九点を展示、昭和二十年代中頃までの子どもたちの生活の様子が版画でいきいきと表現されている。
柿の木に登って柿を取る子どもたちとそれを見ている赤ん坊を背負った女の子が描かれた「熟柿取り(ずくしとり)」や、枝とかごで作った罠の中にエサをまき、雀を捕えようと部屋で待ちかまえている姿を描いたものなど、自然の中でありとあらゆる種類の遊びを考え、実行している子どもたちの様子が描かれている。また、遊びだけでなく戦争時代にたくましく生きていく子どもの姿から平和を訴えてもいる。
版画の一枚一枚には題名と版画を見ての大前さんのコメントが書かれ、当時の子どもたちの様子がうかがえる。
大前さんは「今の子どもと昔の子どもの生活状態を比較したり、遊び方の違いを見てもらえれば」と版画集の中で述べている。