WEBタイムス 平成9年(1997年)10月03日 第500号
   

<ヤマメ放流>

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 【廿日市市】秋風が通り抜ける山陽道のガード下、廿日市市の畑口公園に九月二十七日(土)、子どもたちの歓声が響いた。同市宮内公民館の「なかよし広場」の子どもたちと、同地区のコミュニティ推進協議会の大人たち、合わせておよそ三十人。四つの班ごとに赤、エンジ、ブルー、オレンジのスカーフを巻いて。
 この日は、御手洗川の中流と野貝原高原にある源流地点にヤマメを放流する予定で、ヤマメの稚魚の到着をまっていたのだ。
 「なかよし広場」は学校が休みの土曜日をつかって月一回、近くを流れる御手洗川について勉強したり、生き物を採集して水の汚れを調べたりしている。十分ヤマメが育つ水質であることが分かって、この日の放流になった。
 お隣り、佐伯町の万古渓養魚観光(株)(伊藤順二郎社長)からヤマメの稚魚五百匹が運ばれると待ちかねた子どもたちが駆け寄り、バケツに入れて次々に川へ。澄んだ水の中へ放たれた八センチほどの稚魚は、急流に躍りながら草むらの中へ消えた。
 ヤマメやアマゴ、イワナなどは、九月から来春の三月末までが禁漁期。また、禁漁期でなくても十五センチ以下のものは採ることを法律で禁じている。しかし、魚の動きが鈍くなる冬期、放流地点辺りでも釣る人が絶えないそうだ。
 ヤマメの購入代金を寄付した地元の有志が、採らないように呼びかける看板を岸に立てようと言ってくれている。



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