WEBタイムス 平成9年(1997年)10月03日 第500号
   

<花とりどり−2.カトレヤ>

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 数あるランの中で、女王と呼ばれるカトレヤ。花の豪華さと艶やかさは、その名にふさわしいものです。
 カトレヤという属名は、イギリスの庭園師、Cattley氏を記念したものです。彼はブラジルから届いた荷物の詰め物にされていた奇妙な植物を栽培、三年後の一八二四年に花を咲かせました。これが、ヨーロッパ人の見た初めてのカトレヤでした。この花の美しさは、当時の人々にとって大変な驚きだったに違いありません。事実その後、命も惜しまぬ大勢のオーキッドハンターが、ブラジルに繰り出すことになったのです。
 慣用的には、近縁なレリア属などと交配された多数の品種を含めてカトレヤと呼び、最も品種改良が進んでいるランでもあります。
 栽培のポイント
 春から夏にかけての成長期は、水と肥料を十分に与え、風通しよく、30〜50%遮光した屋外で育てます。秋から冬は、最低温度を10℃前後に保った室内や温室の中の明るい場所に置き、乾かし気味に育てます。葉のつけ根に蕾を包むシース(さや)が見えてきたら、急激な温度変化や異常な高温に逢わせないようにしましょう。
広島市植物公園 世羅徹哉



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