WEBタイムス 平成9年(1997年)03月21日 第474号
   

<西部リサイクルプラザ間もなくオープン>

ホームへ戻る目次へ戻る

 【西区】広島市が約二十八億円を投じて建て替えていた西部リサイクルプラザが間もなく完成、四月下旬には資料室やリサイクル体験、フリーマーケット室など、市民参加設備も開かれる。
 この施設は、従来からあった西部資源選別センターの老朽化への対応を機に、処理能力の向上に向け新機能の設備を導入するとともに、ごみ減量の市民への啓発を進める施設を整備したもの。処理能力は従来の日量六〇トンから九〇トンになった。
 収集した資源ごみの選別作業はすでに一月から稼働しており、中区、西区、南区、東区、佐伯区、安芸区など主として沿岸部の資源ごみが十三種別に処理されている。
 新しく導入された設備は、ビニール袋などで出されてくるビンや缶と、紙・布類を選別して、ビン・缶を次の工程に送るバイパスコンベア、紙・布をダンボールや鉄、新聞、雑誌、地芥などに人手で選別したものを柱状に自動梱包するコンベア、自動的にビニール袋を破る破袋機、その袋を自動的に圧縮・梱包するビニール梱包機、アルミ選別機など。
 選別され梱包された資源は、業者を通じてリサイクルされるが、現在、市では業者に一トン当たり平均四千円の料金を支払って引き取ってもらっている(環境事業局施設部施設課)。三年前までは売ることができたが、市況低迷の影響、わけても資源ごみの半分を占める紙類の低迷が大きい。市況が低迷すれば、地域の子ども会による回収が進まず、ごみとして出される紙を始めとしたゴミは増えるから、処理のために支払う額は増えてくる。
 巨額の資金を投じて建設し、さらに高額の処理料を支払ってリサイクルに回すわけだが、これでも、何もしないで埋立に回すより、経費の節約になっていると市では言っている。「家庭ゴミの正しい出し方」という戸別に毎年配布される日程表には、「平成六年度実績で一億八千万円の節約」とあり、その額は平成七年度は二億七千万円だったそうだ。
 リサイクルプラザ整備のもう一つの目的、市民の参加への啓発・普及では、従来からあった不法駐輪自転車に加え、不用家具の再生、それらの見学通路、廃油石鹸づくり、「譲ります・譲ってください」情報コーナー、フリーマーケット、講演会などが予定されている。

 



記事の内容、及び著作権について