WEBタイムス 2008年(平成20年)1月18日999号
 社会・福祉

林徹氏の句碑建立 俳誌「雉」25周年で 宮島の大聖院に

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大聖院に林徹さんの句碑を建立
 【廿日市市宮島】地元広島市西区井口台の林徹氏(81)の句碑が廿日市市宮島町の大聖院に建立され13日、除幕式があった。一九八五(昭和六十)年に林氏が創刊した俳誌「雉」が二十五周年を迎えるのに先駆け、県内の教え子らが新たに建てた。
 句碑は、階段を上った御成門の向かって右側に位置する客殿前に建てた。高さ一・七mほどで、中央に林氏が詠んだ「潤ひて 産毛に満ちて 袋角」を刻み込んだ。春には落ちて夏には生え変わるというビロードのようなシカの角を表現。リズム感を出しシカの躍動感を表し、生物に対する賛歌でもあるという写生的な作品だそうだ。
 林氏は、中国青島市で生まれ、日本に帰国し石川県金沢市で育った。二〇〇一(平成十三)年には第四十回俳人協会賞を受賞。句集や著書を多数出し、俳人協会名誉会員、俳人協会広島県支部顧問を務めている。宮島ともかかわりが深く一九九一(同三)年から公民館で月一回俳句を教えている。二年前には弥山開創千二百年祭の一環で開催した俳句大会の選者を務めた。
 式では、林氏のほか親族や門下生ら約百六十人が出席した。新たな句碑誕生を祝うかのように曇り空から時折、朝日が差し込む下、大聖院の吉田正裕座手らが経を上げた。幕が取られ石碑が顔を出すと、拍手と共に「わぁ」と歓声が響いた。
 林氏の句碑は地元大竹市の亀居城址や高知県、金沢市にもある。林氏は「第二のふるさとの広島県内の宮島に立派な句碑を建ててもらい本当にありがたい」と目を細め碑を見つめていた。


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