WEBタイムス 2006年(平成18年)11月3日941号
 社会・福祉

ひろしまチャイルドステーションがフリーダイヤル常設化

ホームへ戻る目次へ戻る
写真
 「悩みのある子、だれかに何かを話したい子は気軽にフリーダイヤル0120・7・26266にどんどん電話して」-。友達や家族との関係をはじめ、さまざまな悩みのある十八歳までの子どもたちの声を電話で聴く専用電話「ひろしまチャイルドライン」(特定非営利活動法人ひろしまチャイルドライン子どもステーション、上野和子理事長)が6日(月)から、毎週月木金土の午後3時〜9時、料金無料のフリーダイヤルで常設化される。子どもたちにとって、通話料金を気にすることなく気軽に何度も電話できるようになる。同日から12月5日(火)までの一カ月間は、「チャイルドライン秋のキャンペーン-なんでも、話して」と銘打ち、毎日開設する。
 児童虐待やいじめの深刻化、事件の件数増など今、子どもたちを取り巻く環境は、最悪と言える。上野理事長は、「チャイルドラインは、そうした子どもたちのほっとする場、思いを吐き出すことのできる場として必要性が高まっている」と言う。「何より、説教したり問題の答えや解決を求めたりするのでなく、子どもたちの思いを聴き気持ちを受け止めることに徹して、子どもと一緒に考え、子ども自身の主体性を生かす」のが特長だ。匿名で聴き、秘密を守ることが最大の信頼につながる。
 ひろしまチャイルドラインは、二〇〇〇(平成十二)年3月に開設した。悩みごと相談だけでなくうれしかったことなども聴く。受け手は皆ボランティア。五十五歳までの六十人がシフトを組んで携わっている。
 これまで、フリーダイヤル受付を実施した際には、七日間で、通常時の一カ月の件数の数倍の本数の電話があったという。また、フリーダイヤルにしてほしいという声もあったそうだ。
 フリーダイヤル化と常設に向けて、ボランティアの養成も進めてきた。子どもたちには、番号などを書いたカードを学校を通じて配ったり、ポスターを張ったりして知らせている。一方で、気になるのが、通話料金の増加。鳥取・島根両県など、通話料を県が全額負担しているケースはあるが、現在の広島では、同ステーションが自己負担している。フリーダイヤル化に伴い電話件数や通話時間増を見込んでおり、年間百万円の通話料金負担を想定。大人たちには、企業・団体、個人を問わず、リーフレットを配り、運営資金の募金協力を呼び掛けている。金額は、個人一口千円から、企業・団体一口一万円から。
 子どもたちの相談は、特定非営利活動法人ひろしまチャイルドライン子どもステーションフリーダイヤル0120・7・26266。ホームページは、http://www15.ocn.ne.jp/~h_child/。寄付の振込先は、郵便振り替え口座記号013100、口座番号84571。加入者名は、特定非営利活動法人ひろしまチャイルドライン子どもステーション。


記事の内容、及び著作権について