【廿日市市佐伯】姿勢や色彩・斑紋などの美しさを競い合う第三十八回佐伯錦鯉品評会が10月27日、廿日市市佐伯地域であった。銀鱗三色や大正三色、紅白など佐伯錦鯉生産組合員が手塩に掛け育てた百二十七尾が出品され、体長ごとに設けられた六部門で総合優勝を競った。
同地域では一―二年ものの育て方がうまく、質の良いコイが多いと昔から定評がある。一二センチや一五センチなど小型の部門は評判通りの魚が数多くそろった。各部門ごとに審査員がコイを見定め、一席から三席までを決定。その中から最も優れた一尾を選び出した。
品評会後には、今年最後の競りを開催し、千百尾を超えるコイを各地から訪れた業者が競り落とした。同日、最高値を付けたのは、二五センチドイツ三色の七万二千円だった。
近年まん延しているコイヘルペスの影響と高齢化・生産意欲の低下により、最盛期の昭和四十八年には百八人いた同組合員は、現在十人まで減少しており、いっときの活気が無くなりつつある。
正木宏紀同組合長は「若手・後継者の育成が急務。コイの名産地佐伯をもう一度盛り上げていかないといけない」と話している。
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