
▲けんみん文化祭で最優秀賞と審査委員特別賞をダブル受賞した劇団パルテ
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【廿日市市】演劇ワークショップから誕生した、演劇をしたい小・中・高校生とそれをサポートする大人でつくる「劇団パルテ」(児玉智美代表、十八人、青少年夢プラン実行委員会所属)が、10月8日に広島市安佐南区民文化センターであった「けんみん文化祭ひろしま06演劇・ミュージカルの祭典」で、見事最優秀賞と審査員特別賞を受賞した。廿日市市で誕生し、旗揚げ公演から三年。初めてのコンテスト挑戦で得た栄冠に団員は喜びに沸き、11月12日(日)にある生涯学習フェスティバルでの受賞記念公演に向け演技にさらなる磨きを掛けている。
最優秀賞を手繰り寄せた演目は、「かんづめぼうやコンラッド」(北村直樹作)。かんづめ工場で製造された理想の子どもコンラッドの「成長」を描いた物語で、子どもたちの元気良さが小気味良く、テーマの「愛」も深い味わいで伝わる。合計五団体が出場した同祭典では、「優れた演出力と高い完成度の作品」との講評をもらった。出来もさることながら、ほかの出場団体には類を見ない、子どもたち中心の劇だったことも大きく作用したようだ。
立ち上げから指導する、広島演劇界の第一人者林昭弘さんは、「アンサンブル(全員)で勝ち取った賞」と誇る。自ら演出を手掛け、もともと三時間の作品を一時間に凝縮した。出演者らは、「いつもより(舞台が)大きいし緊張した」(市立四季が丘小5年、児玉胡桃さん)、「昨年の作品より現実的だから難しいところがあった」(四季が丘中3年、松浦亜美さん)など難易度の壁やプレッシャーもあったが、明るい作品を演じ切った。裏方は出演者を支え、出演者も舞台の転換など手伝った。結果発表では、最高の結果に思わず涙も出た。
ただし、毎年公演している、「地元の本番」生涯学習フェスの舞台はこれから。立ち位置や間を確認するなど、練習に熱が入っている。林さんは、「優しさを声に出して」、「着衣を乱さない。本番でもそういう癖がつく」などメンバーに鋭く指導する一方、「見る人は十人十色。何か一つでも見つけてもらえれば」と気軽な鑑賞を誘っている。
児玉代表は、「和気あいあいとやっている中でも厳しさはある」と雰囲気を話す。「演劇をしたい」というしっかりした目的意識を持って活動しているので、子どもたちは頑張るし、吸収も早く、ぐんと伸びるとも言う。若いうちから演劇に打ち込める場がある良さが出ているといえそうだ。
メンバーは随時募集している。主に廿日市市在住者が対象で、役者希望からスタッフ希望まで幅広く。地御前公民館の登録クラブだが、地御前小や廿日市中、鈴峯女子高の児童・生徒などが幅広く集まっている。ほとんどのメンバーが、運動系などのクラブと掛け持ちしているそうだ。子どもをサポートする大人のスタッフも募集している。
入団申し込みや問い合わせは、地御前公民館TEL(0829)36・2360。
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