WEBタイムス 2006年(平成18年)11月3日941号
 行政

大野支所前新道が全面開通 国道2号線と大野IC間がスムーズに

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1日に開通した大国滝ノ下線。R2と大野ICの接続が容易になった

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記念式典を催し都市計画道路の開通を祝った
 【廿日市市大野】廿日市市大野地域の広島岩国道路大野インターチェンジと国道2号線を結ぶ「都市計画道路大国滝ノ下線」が1日、全面開通した。旧佐伯郡大野町から取り組んできた中央地区土地区画整理事業の一環として、一九九七(平成九)年9月の着工から十年の歳月を経てようやく南北を結ぶ動脈が完成した。当日は午後3時の供用開始を前に、開通式と開通セレモニーをし完成を祝った。
 同事業は現大野支所の北側、大野地域のほぼ中央部に当たる場所に、新しい市街地を創造する目的で、九五(同七)年9月に事業計画が決定した。施行面積は約二十一・二ha。宅地などの造成と合わせ、大野ICと2号線を結ぶアクセス道の新設を推進してきた。とりわけ、大国滝ノ下線は総事業費約九十四億三千万円のうち、半分に当たる約四十億五千万円の築造費を費やすほどの一大事業だった。
 ほかにも中央地区から、大野体育館・公民館などの周辺へ連絡する「筏津郷線」、同じく物見山からの「中央1号線」、大野原地区への「毛保原線」を新設。いずれも大国滝ノ下線に先駆けて開通していた。
 大国滝ノ下線は、全長九百三十四m。幅員二十二mの片側二車線。両側にそれぞれ幅員四mの歩道を付けた。
 同整理事務所が「難工事だった」と話すのが、JR山陽本線の下をくぐる立体交差。ほかの工事と平行しながら、同所だけでも九七年から二○〇一(同十三)年までの五年の歳月を費やしたという。緩やかな傾斜が約三百mにわたり続き、最深部は地上から約七・七m下に道路が走る。すでに昨年3月末に滝ノ下交差点−中央交差点間で一部供用を始めていた。このほどJRこ道橋部分を含む同交差点−大野支所北交差点間が完成し、全面開通の運びになった。
 開通に伴い大野支所北交差点の車線が変更になった。従来上り下りとも片側一車線だったが、下り線に直線兼左折と合わせ、右折レーンを新設し二車線に。上り線には直線と、右折・左折の専用レーンを新たに敷き三車線となった。
 今まで大野ICから2号線に出るためには、県立宮島工業高校そばを通る市道物見山1号線を通り油ケ免交差点へ抜けるルートが主だった。同ルートは大野ICから2号線まで二km>強と長かったが、大国滝ノ下線を通れば一km程度で済む。同事務所は「交通の流れが変わる。地域の交通安全面でも大きな貢献ができると思うし、利便性も高まる」と見ている。地元や近隣住民はもちろん、宮島への観光のため宮島口へ向かう観光バスの利用も多く考えられ、同事務所では計画交通量を一日当たり八千二百台と試算している。同道路完成で、同整理事業は「ハード面では、ほぼ完了した」(同事務所)と話している。
 開通式には、約八十人が出席した。山下三郎市長は式辞で「(道路の完成は)地域交通の安全性の向上や新たなまちづくりなど地域の発展に寄与するものだと確信している」と述べた。セレモニーでは、はさみ入れ式やくす玉開被、住民らが通り初め式をした。


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