
▲「後方の安全よし」。前進方向転換などにチャレンジした
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【西区】運転免許を取得して時間がたつにつれて慣れから自分の運転技術を過信したり気が緩み、つい基本を忘れがち。21日(木)から始まる秋の全国交通安全運動を前に10日、初心に立ち返って安全運転の基本を再度身に着けてもらおうと「広島西安全運転技能競技大会」が早稲田自動車学園(広島市西区井口一丁目)であった。広島西安全運転管理協議会(藤田一幸会長)・広島西署(吾郷修署長)主催。同協議会加盟の事業所十九チームが二人一組で参加した。十九回目。
競技は一人が検定コースを実走し、もう一人が危険を予測・判断するシミュレーターに挑戦した。
コース実技では競技というシチュエーションに加え、久々に教習所の教官を伴っての運転とあって参加者は緊張の面持ちで車に乗り込んでいた。S字カーブや時速四十kmからの急ブレーキなどのコースに挑戦し、安全速度や安全確認、走行位置などを採点した。正確なバックを見るための前進方向転換では、参加者を苦しめた様子。車一台が通ることのできる道幅の狭い道路ということもあり、窓から顔を出し右前方がポールに当たらないか、後方は安全確認できているかせわしなくハンドルを切っていた。二種免許で走る鋭角の曲り角では、一度で曲がり切れずハンドルを二、三度切り返し、手こずる人も。
シュミレーターでは、駐車車両の物陰から急に飛び出してくる子どもなどに対してのアクセルからブレーキペダルへの踏み替え時間や正確さなどを検査した。終わった瞬間に、ハンドルにもたれかかったり、「失敗した」と悔しさをにじます参加者がいた。
競技の結果、優勝は山陽公営(株)、2位は(有)魚谷自動車、3位には(株)藤井モータースがそれぞれ輝いた。
運転暦約二十年の(株)寺本緑化建設の三宅千江美さん(39)は、当日は実地走行に挑んだ。「普段はきちっと安全確認をしていると思っていたが、気が付けば後方確認ができなかった。今後は、気を付けて運転したい。良い機会になった」。一方、シミュレーションを担当した運転暦二十三年の寺本和司さん(42)は「自分が思っていたより反応が遅くなっていた。前より注意して、速度を落として運転したい」と気を引き締め直していた。参加者は、競技を通じ改めて“初心忘るべからず”の気持ちを体感した様子だった。
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