| 2006年(平成18年)9月15日934号 |
▼道沿いの茂みや家の生垣から顔を覗かせている酔芙蓉に見入る。まだ花の数が少ない秋口に、ひっそりと咲き朝方は白く夕べにほんのりと紅を差し楚々とした風情のなかにも艶っぽく訴えるかのよう。一日だけ咲いて日没にはぽとりと落ちると聞けば尚更だ。
▼遠方の知友の家族の訃報が届いた。交通事故のとばっちりからと言うからやり切れない。悲惨な事故死が連日報じられているさ中に。地域の交通安全組織の事務局から飲酒運転の取り締り強化の連絡フアックスが度々届く。職場や家庭での意識強化に努めるべく督励の通知だが、言われるまでもなく万が一にも不幸を招くことの無いよう自戒を込めてハンドルを握りたい。
▼手許に届いた健保組合からの資料によると欧米やアジア諸国で、人の集まる施設や職場での喫煙を法令で禁じる動きが急だ。米、加州では「受動喫煙防止条例」まで。ヒマラヤ東部のブータンでは究極の禁煙令、たばこ販売が一切禁止、など枚挙できないほど。ひるがえって日本はまだ緩やか。「喫煙を止める気は無い」がまだ31・5%もあると。肺がんなど怖くないと言われては仕方ない。
酔芙蓉白雨たばしる
中に酔ふ 水原秋桜子
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