WEBタイムス 2006年(平成18年)6月9日921号
 ふれあい

高校生ら路地裏歩き  町づくりの工夫学ぶ 宮島

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山辺の小径から町並みを眺める高校生たち

 【廿日市市宮島】高校生たちに世界文化遺産宮島の“路地裏”の魅力を知ってもらい、学んだことを自分の住む町のまちづくりに生かしてもらおうと3日、広島工業大学(広島市佐伯区三宅二丁目、茂里一絋学長)がミニ体験会「『みやじま』の路地裏を歩こう」を催した。集まった23人の高校生たちは同大学の学生・院生と一緒に6グループに分かれて歩き、普段は気に止めたことのない町の風景を注意深く観察した。
 同大学の森保洋之教授(環境学部環境学科)は開会式で、「観光の町としての宮島だけではなく、地元の人々が生活する空間として宮島をとらえることも大切。町の中にある暮らしの工夫を学び、自分の町について振り返ってみてほしい」と路地裏歩きの目的を話した。
 天候に恵まれ、高校生たちはカメラを片手に宮島の古い町並みが残る「町家通り」や旧表参道の山辺の小径を思い思いに散策した。途中、気付いたことを話し合いながらチェックシートに記入した。「宮島には町の景観を乱すものが少なく、統一感がある」、「格子戸のある家や中庭のある家が多い」、「家の瓦が一軒一軒つながっているように見える」など、さまざまな意見が飛び交った。
 町歩きが終わると、宮島の昔ながらの民家・佐々邸で発見したことを地図に書き入れ、路地裏の魅力の詰まったマップをパソコンで作成。それぞれのグループが宮島の町の魅力について発表し、耳を傾け合った。
 参加者の池田翔さん(県立広島工業高校3年生)は、「今回の町歩きで、宮島の路地にも魅力があることが分かり、とても面白かった」と充実した表情。高校生たちは6時間に及ぶ体験会の後も疲れた様子を見せず、一日の感想をにぎやかに話し合っていた。


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