
▲完成した案内図第2弾。「うまく使ってほしいね」
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【廿日市市宮島】昔ながらの町並みが今なお残る廿日市市宮島町の町家通りの住民らで結成する「町家通り会」(宮郷晴督会長)が、二年前に製作した「町家通り案内図」を刷新した第二弾を完成させた。通りにある店舗や旅館などを紹介しながら、「歩いて楽しい」、「新しい発見がいっぱい」の通りを紹介している。10日(土)から、約二千枚を宮島観光案内所などで無料配布する。
案内図はピンクとブルーの二種類で、モノクロ刷りA4判。第一弾は縦書きだったが、今回は横書きにし、通りに軒を並べる酒屋や文具店、ギャラリー兼茶房など十五軒を案内。モデルコースを三本紹介している。(社)宮島観光協会が発行する「宮島の案内絵図」と併用すれば、宮島でのまち歩きがさらに楽しくなりそう。
イラストは、多摩美術大学工芸科金属専攻の中野宏香さん(3年)が手掛け、優しいタッチが通りの魅力を楽しく伝えている。約一万一千枚を増刷しすべて無くなった第一弾から約二年。メンバーは第二弾を思案していたが、良いアイデアが思い浮かばず頭を痛めていた。昨夏、通りのぎゃらりぃ宮郷で個展を開催し、今春宮島に遊びに来ていた中野さんに声を掛けたところ、「自身も勉強になるし、まちおこしの役に立てれば」と制作協力の快諾を得た。
案内図は、何より多くの観光客に通りを知ってもらうため。数年前までは旧家を彩る「みやじま雛めぐり」の後はパタッと客足が途絶えていたが、今は次第に観光客の姿が増え、イベント後も以前ほど少なくないという。だが、同宮郷を営む宮郷会長は「通りにたどり着かず、行き方が分からない人が多い」と町家通りへといざなう看板が島内に無いことを嘆く。
観光客の足を通りに向けようと、七夕にはササ飾りをしたり、行灯で彩ったり、軒下アート展などさまざまな活動を繰り広げてきた。「小さな活動でも継続していくことで大きな力になる」と文具店「古色ささき」の佐々木睦子さんは話す。
「町家通りは、地元の生の声が聞こえ、地元で生活する人の顔が見えてくる。(マップで)ここに迷い込んでください」と宮郷さんの妻・素子さんは笑う。
佐々木さんは「町家通りに足を運んでもらい、いろんな店があることを知ってもらい、のぞきながら散策してもらえれば」。早くも第三弾に向けて、英語バージョンを作りたいなどそれぞれ思いをはせていた。
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