WEBタイムス 2005年(平成17年)5月20日870号
 社会・福祉

託児施設オープン  会員が子育て支援

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オープン当日は多くの人が詰め掛け開所を祝った
 【廿日市市】(社)廿日市市シルバー人材センター(廿日市市下平良一丁目、寺町茂夫理事長)が十五日(日)、廿日市市宮内に独自の託児施設「なかよしルーム」を開所した。おおむね六十歳以上の同センター会員が六カ月から三歳ぐらいまでの乳幼児を預かる。機能的には、会員の手作り作品・農作物などの販売をするほか、入会申し込み・相談にも応じるアンテナ基地の役割も果たす。同センターの認知度アップ、女性会員の増強、定期的な就業機会の拡大、独立採算性向上など、幅広い効果を狙う。
 同センターは利用者宅を訪問しての託児、保育園への送迎など子育て支援事業を展開していた。「零歳児から三歳未満児の保育行政の間を埋める施設があればいいなと以前から感じていた」(岡崎美弥子事務局長)こともあり、独自施設のオープンに踏み切った。今後は、既存の事業と「なかよしルーム」の両輪で子育て支援事業を展開していく。
 同ルームの利用は、一日最低一時間から希望に応じて引き受ける。開所時間は、祝祭日と年末・年始を除く月曜日から土曜日の午前七時から午後七時まで。料金は、一時間六百円(事務費六%を別途加算)。一カ月利用の場合の金額は、預かる子どもの年齢、時間帯によって異なる。託児のスペースは五十平方メートルで、定員は七人。
 シルバー人材センターによる独自の託児所は、県内では、三番目の開所。同センター会員は六百八十人で、その内女性会員は二百人。他地区のシルバー人材センターでは、男女比率が同等、多いところでは女性が六割を占めるところもあるそうで、比率的には少ないと言える。「仕事が男性向きのものが多いことなどが原因。仕事内容によるセンターとしての魅力を高めていきたい」と岡崎事務局長。女性会員向けの就業機会拡大に努める。
 スタッフは、四十人の女性会員が待機。七グループ編成でローテーションを組む。中には保育士資格所有者もいる。二カ月に一度研修会をして、質の向上、研さんを図る。すでに利用・相談・予約者がいるそうで、「先輩お母さんがいるので、気軽に育児の相談もしてもらえれば」と呼び掛けている。
 同ルームでは、会員の手作り品・農作物の販売をするのも大きな特徴だ。センターが掲げる、「シルバー世代の生きがいづくり」につながる活動として展開する。開所当日は、前日の夕方に取ったばかりというハチク(二本百円)やイチゴ(一パック二百五十円)といった農作物、竹馬(五百円)、再生自転車などを店の前で販売し、店内には帽子やバッグなどが並んでいた。
 場所は、市の山間部と中心部を結ぶ主要道、県道30号廿日市佐伯線沿いで、商業施設が集まるブラッセ宮内の付近にある。宮園・四季が丘団地からも近く、同ルームに足を運んでもらうことで市シルバー人材センター全体の認知度向上も期待する。説明会時には、同センターに足を運ばなければならないが、申し込み・相談は同ルームで可能。事務手続き時に、具体的な勤務現場を見てもらえるというメリットもある。
 問い合わせは、なかよしルームTEL(0829)39・6661か、市シルバー人材センターTEL(0829)20・1468。


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