WEBタイムス 2005年(平成17年)5月20日870号
 社会・福祉

佐伯郡子どもC閉所へ  最後のカレンダー発行  11月に幕閉じる

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佐伯郡子どもセンターとして最後のカレンダーを発行した
 【大野町】佐伯郡内の子どもたちに活動の場やイベント情報などを発信してきた「佐伯郡子どもセンター」(事務局―佐伯郡大野町中央公民館内)が、廿日市市との合併前日の十一月二日に閉所する。情報誌「みらい」を発行してきた同センターにとっては最後となる「みらい2005行事カレンダー」(五月―来年四月)を新たに発行した。
 子どもセンターは、文部科学省が二〇〇二(平成十四)年度からの完全学校週五日制実施に伴い、地域で子どもを育てる環境を整備し、親と子どもたちの活動を振興するため全国で設置を進めてきた。
 佐伯郡では、二〇〇〇(同十二)年に、旧佐伯町・湯来町・吉和村と、大野・宮島両町の四町一村をエリアに開所した。年三回、各学期ごとに子どもたちのための地域情報などを掲載した「みらい」を発行。だが、合併に伴い市町村が減少したため〇三年度は年に二回、昨年度からはカレンダー形式で年一回発行してきた。大野町では、地域限定版も作られた。最初は、大人のボランティアが情報紙を製作していた。だが、「子どもの視点で子どもが欲しい情報を」という観点から、児童と生徒が作成に携わるようになった。大野・宮島両町が十一月三日に合併する廿日市市にも、子どもセンターがあるため五年の歴史の幕を閉じる。
 新カレンダーは、小学一年―中学三年までの子ども記者二十三人が、取材からデザイン、校正まで手掛け、挿絵も子どもたちの作品だ。一ページ目には、合併を前に“大野”を残そうと、町内の名所や歴史を盛り込んだ。編集長を務めた町立大野東中一年(以下同)の福原舞さんは「自分の住んでいる区でも知らない所があった」。製作途中で放り出したくなった時もあったが、出来栄えについて聞くと「満足」とはにかんだ。最後のページには「伝えたい…」・「続けたい…」と、大野町各区の行事を紹介している。大野町の四小中学校の学校行事や両町の各イベント情報など盛りだくさんの内容だ。
 副編集長の加藤諒子さんは「カレンダーを見て、区の行事などに行ってみようと思い参加してほしい」。同じく藤江那奈さんは「最後の大野町のカレンダーなので大切に使ってもらいたい」と二人とも思いを込める。カレンダーは、三千部製作。大野・宮島両町の小中学生に無料で配布した。
 カレンダーなどについては、大野地域限定版として、来年度以降、「ビッグ・フィールド・大野隊」が活動の一部として引き継ぎたいという。
 同センターの川田裕子次長は「地域の人のおかげで、役割は十分に果たせた。子ども記者が成長したのが本当にうれしい。形は変わるけど、“未来”へ夢はつながると思う」と笑顔で話していた。


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