WEBタイムス 2005年(平成17年)5月20日870号
 連載記事

干潮満潮

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▼目に沁みるのが青葉で目の覚めるようなみどりの若葉を新緑と呼ぶそうな。使い分けはよく分からないが晩春から初夏にかけての“みどり”がいちばん美しいと思われる。山の木々であれ街路樹であれ新緑にみとれて佇むことしばしば。
▼知友のSさんの長女T美さんが六月中旬に、めでたく結婚する。招待状の文面に季節柄恐縮至極ですがの文言があり、口さがない同じく招かれているFさんが、急だから出来ちゃった結婚だろう、と陰口をたたく。そんな憶測はさておき、俗に言う“六月の花嫁”でありめでたい。ローマ神話の婚姻の守護神ジュノー(JUNO)と(JUNE=六月)とを結びつけて西欧では、みどりしたたる六月に結婚すると格別幸せになれると言われるところからジューンブライドと言うようだ。
▼ついでにこの春先に出席した婚礼の席で聞いた一こまにびっくり。若い女性で「料理、あとかたずけ、洗濯も仲良くじゃんけんで」と真顔での祝辞に笑いを呼んだが拍手がパラパラ。たしかにみんな共働きだから助け合い、譲りあってが、いちばんだろう。〈オイお茶、メシ〉とやってきた昔気質が心底ワルかったと悔やまれる。若い世代は明るく新緑のようなさわやかな家庭を築いてほしい。


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