
▲孫と一緒に来る祖母や、地元以外の来院者も多い。携帯電話やゲーム機は対象外
|
佐伯区 西村治郎さん (55)
おもちゃの修理手助けするボランティア病院院長
「親が直せば株も上がる」
犬の電動おもちゃの足の部品を外し、「骨折ですね」とつまみ上げる。重要な部分が欠けているが、専用の部品はない。直らない場合もあるが、「自分の能力で、できるように直す」のだ。
今年の二月から、五日市公民館でおもちゃ病院のボランティアをはじめた。基本的に、毎月第三日曜日の開院。訪ねて来る親子の持つおもちゃは愛着のあるものばかりで、直った時はとても喜んでもらえるそうだ。病状は骨折のほか、スイッチを入れても動かないなど。
病院では、持ち主である子どもや親と協力して直す。が、まだまだスタッフが直すケースが多い様子で、「自分の手で直せば、お父さんの株も上がりますよ」と、一緒の作業を呼び掛ける。中には、内部構造を初めて見たと驚く子どももいる。
毎回四件程度の来院者があるという。多い時は六件あったそうで、「一緒に活動してくれるスタッフがいれば」と望む。今のおもちゃは電子部品が多い、分解しにくい構造になっているなど難しい面もあるが、工夫次第で直し方は何通りもあるそうだ。仲間と一緒にわいわい話しながら作業するのが楽しいと笑う。「小さいころから壊れたラジオなど、よく分解していた」と経験を語り、人との触れ合いが好きな有志を募る。
次の開院日は、十七日。手伝いたい、見学したいという人は、同館TEL(082)922・8333まで。
Copyright© L.co All Rights Reserved.