WEBタイムス 平成16年(2004年)10月1日840号
 スポーツ

美鈴が丘が全国アベック出場  全国バスケット選抜大会県予選で優勝  男子再逆転、女子は「気持ち」

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アベック優勝を果たした美鈴が丘高校男子バスケ部
 【佐伯区】「全国高校バスケットボール選抜優勝大会」県予選決勝戦が九月十二日(日)、広島市安芸区スポーツセンターであり、同市佐伯区の市立美鈴が丘高校男子・女子バスケットボール部が、見事、アベック優勝を果たした。男子は六年ぶり五度目、女子は二年連続二度目の栄冠に輝き、十二月下旬に東京都の東京体育館である全国大会にそれぞれ出場を決めた。男子の秦野誠次監督は「夢だった」、女子の福増浩二監督は「普通科で男女そろっての出場は快挙」と、同校バスケ部としては初の男女そろっての全国のコートに自然と笑顔がこぼれる。

男子 IHに続く全国出場

 今年六月の県総体で三年ぶり七度目の優勝をし、インターハイ(IH)のコートに立った男子。目標に掲げたベスト8を前にした三回戦で新潟県立新潟商業との延長の末、惜しくも涙を飲んだ。過去三度ベスト16に残った時は、いずれも十点差以上だったが、今年は第4クオーター終了まで同点と、あと一歩だった。仲磨匠平キャプテン(三年=以下同)は「体力的にきつかった。満足したが、目標に届かなかったので悔しい」と振り返る。
 選抜大会県予選は、決して万全のコンディションではなかった。遠征やIH、国体ではレギュラー四人がメンバーに選ばれるなど大会が続き心身共に疲れ「モチベーションも下がっていた」(秦野監督)からだ。
 決勝の相手は、広島商業。先に女子が優勝を決めていたこともあり「プレッシャーがあった」と秦野監督は苦笑する。序盤、十点差をリードされた美鈴。徐々に追い上げ、前半終了間際に同点に追いつき、第3クオーターも残り三分の場面では十点差をつけた。だが、「勝てると思ったのか、気が緩み、すきが出た」(秦野監督)と広商の猛攻に遭い逆転された。接戦となったが、IHの成績が選手には大きな自信となり、再び逆転し、75―70で競り勝った。
 仲磨キャプテンは「うれしい。大会までにディフェンス力とリバウンドを見直したい」。秦野監督は「シュート力、特にディフェンス力を着けたい。ディフェンスができればチャンスはある」と意気込む。しばらくは休息と入試のため練習を減らし、十月半ばから再び全国大会に向け、本格的にトレーニングに励む。

女子 決勝で県総体の雪辱
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女子バスケ部。12月にはそろって全国大会へ

 一方の女子。六月の県総体決勝戦で、広島皆実に65―75で涙し、IHの切符を逃した。すぐさま全国選抜に向け気持ちを切り替え、三カ月間練習を積んだ。ディフェンス力に加え、県総体では消極的だったオフェンスでの思い切りの良さ・攻めの気持ちが出始め、全国のコートに向けチームの力は県総体の時より確実に増した。
 県予選決勝の相手は、県総体決勝戦と同じ皆実。昨年全国選抜初出場でベスト16に残ったことで雪辱を果たす以上に、選手らの胸中は「今年も全国に出たい」という気持ちが強かった。
 序盤から試合の流れを握った美鈴。一時は二十四点差まで開くなど終止、美鈴ペースで進んだ。特に、県総体では三十九点を許した相手エースを徹底的に抑え切りシュートを打たせず、十四点に抑えるなどディフェンス陣が活躍。攻撃面では、福増監督がキーマンの一人に上げていたフォワードの小川和美が、センターとしての役割をこなし、チーム最多の二十点をたたき出した。自信はあったという村岡佑香キャプテンは「気持ちが違った、これだけに懸けてきた。みんな負けない気持ちがあり、気持ちが通じ合っていた」と、75―56で、県総体のリベンジを果たした。 
 全国大会に向け、村岡キャプテンは「持てる力を出し切って、その結果が(昨年の)ベスト16を超えたら良いと思う」。福増監督は「県外など遠征に出向き強化し、ワンランク、ツーランクアップして全国に臨みたい」と二人とも意気込みを話す。
 平均身長は全国レベルでは中の下という。特に、ディフェンス力アップの中でも、相手チームの高身長の選手をいかに抑えるかポストマンディフェンスが課題という。
 両監督とも全国大会での目標は口をそろえるかのように「ベスト8」と言う。男子はIHで成し遂げることができなった目標、そして女子は昨年を超える成績だ。全国のコートで美鈴旋風が起こることを期待せずにはいられない。


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