| 平成16年(2004年)8月27日835号 |
まず、土づくりから-。バーグ肥に鶏糞や緑肥(麦芽)などを中心にした土づくりに一年有余を費やし、無収入でもあり、生活にも困窮するほどわずかな蓄えも底をついたと笑う。
ようやくここ一年ほどで土の色、香り、温もりなど肌で感じ取れるようにもなってきたと二人は話す。
野菜作りを始めて二年ほどは生(な)るには生っても自信を持って送り出せるものは作れず、苦難の連続だったが、ようやく昨年春あたりから自信が持てるようになり、三次市内の和食料理店などからも引き合いが入るようになってきた。口コミやら訪問を重ねるやらで広島市内の著名食料品店やデパート、自然食レストランなどからも声が掛かるようになった。業務用、個人宅配便がほぼ半々の出荷という。やっと光が見えてきた。
納入先から助言・協力を受けるなど感謝の日々。わずかながら自信もわいてきたと二人はしみじみ語る。消費者は生産者の顔が見える商品を求める時代にもなった。
小坂さん夫妻は、ささやかながら食文化の一方の陰の担い手になりたい。たどり着いた野菜作りに情熱を懸けた二人三脚の旅は、緒に就いたばかり-。 (終わり)
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