WEBタイムス 平成16年(2004年)8月27日835号
 連載記事

あの店この場所「旬菜 蔵」

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写真
旬菜 蔵
廿日市市上平良1373-2
TEL(0829)37・3151
営業時間/正午〜午後3時(午後1時半までに来店)、午後6時〜午後9時(同じく午後7時半まで)
定休日/水曜日 P/6台

築120年蔵に新たな命
自然の恵みを味わう

 歴史を感じさせる重厚な築百二十年の蔵と、日本家屋が目に飛び込みます。材料、料理、雰囲気、接客など「店はトータル」とこだわる料理人の友安健さんの思いが凝縮されています。
 蔵は、はりなど土台を生かし、内・外壁に手を加え新たに命を吹き込みました。蔵のイメージに合うように、と家屋は友安さんと大工らが技法にこだわり、蔵だけで約二カ月、全体で一年近くかけ建てました。店に看板はありませんが、「蔵と白い塀を目掛けて来てもらえれば」と隠れ家的な店づくりになっています。
 昼の料理は、主に、三八〇〇円・五五〇〇円・八〇〇〇円、夜は四五〇〇円・六〇〇〇円・八五〇〇円(すべて税別)を用意しています。季節に応じ月ごとにメニューを変えているので、旬を味わえます。
 「顔の見えるところから仕入れたい。生産者の見える材料を」(友安さん)と、自ら足を運び、生産者と交渉した厳選し抜いた材ばかり。地元を中心に取れた素材を丹精込め手掛け、自然の恵みを味わえます。
 個性あふれる器も料理に華を添えます。山口県や滋賀県などの作家物を中心に使い、中には五、六年前から陶芸教室に通っている友安さん自身が手びねりした器も一部並びます。
 部屋は、全部で五部屋あり、すべて個室になっています(二人から、要予約)。都会の喧騒を離れ、聞こえてくるのはせみ時雨と風鈴の音色のみ。静かで、ゆったりとした時間が包み込み、前酒に始まり、前菜やお造り、炊合せ、水菓子などの料理をより一層味わい深いものにしてくれます。二十八日(土)から九月一日(水)までは休みになります。


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