WEBタイムス 平成16年(2004年)7月9日829号
 スポーツ

白球の行方 つかめ甲子園  地元9校今年の横顔紹介 (3)

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○広島井口高校  慢心なく「まず一勝を」
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広島井口高校
 「粘り強いし、試合の後半でも頑張るんです」。打撃練習を見守るマネージャーたちは声をそろえる。「簡単には負けない」との椿未央マネージャー(三年、以下同)の言葉は、力強い。
 昨夏は、「勝てる」(堀尾和司監督)手ごたえがあり、二回戦をにらんでいたが、まさかの一回戦敗退。新チームになって、昨秋・今春の県大会も、本戦で初戦敗退と精彩を欠く。堀尾監督の「勝たせてやりたい」という気持ちは、「勝てるじゃなくて、勝つ」という意気込みとして選手に根付く。
 バッテリーを除けば、内野のエラーが少ないのが目を引く。ただし、「数字に表れないミスは多いし、得点に直結するエラーが多い」と堀尾監督。「最近、連鎖反応は無くなってきたけど」と付け加えた時だけは、ほおを緩めた。右上手の主戦、林健史は四球減が課題だ。
 堀尾監督は、「個々の力は去年の方が上だが、まとまりは今年が上」と分析する。調子の良い選手を使うという方針の打順は、チームバッティングでどこからでも得点が期待できそうだ。
 「先は見ない。まず一試合」と監督。高い代償を払った「ゲームセットまで気を抜かない」教訓を生かしたい。

○広工大高校   生命線は守備・バント
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広工大高校
 昨夏まで、チームは当時の三年生が主体で、現選手は試合経験がほとんどなかった。新チーム結成後、合宿・遠征を繰り返し急激に力を付け、先輩たちと比べそん色ないレベルまでチーム力を引き上げた。
 主戦ピッチャーの平本祐也(二年)は安定感があるものの、エンジンのかかりが悪く立ち上がりに不安がある。バックが守ってつなぎ、序盤のうちにリードを奪っておきたい。
 「小粒で目立った特徴はなく、決して勝ちパターンは多くない」と石田克之監督。バントで確実に走者を得点圏へ進めてワンヒットで点へと結び付け、主導権を握りたい考え。「攻撃ではバント、守備では併殺・サインプレーを重視し、ミスが出ないよう正確にやっていく」(石田監督)という全員野球に活路を見い出す。
 初戦の相手は、四月の練習試合に一点差で苦杯を喫した呉工業。小田優一主将(三年)は「頑張ってきたことをすべてぶつけ、まずは一回戦突破。さらには一つ一つ勝ち上がっていきたい」と目指すは八強入りだ。
  チームの生命線は守備。残されたわずかな時間、さらなる強化へ一層練習を積み、初戦突破を狙う。
 昨夏まで、チームは当時の三年生が主体で、現選手は試合経験がほとんどなかった。新チーム結成後、合宿・遠征を繰り返し急激に力を付け、先輩たちと比べそん色ないレベルまでチーム力を引き上げた。
 主戦ピッチャーの平本祐也(二年)は安定感があるものの、エンジンのかかりが悪く立ち上がりに不安がある。バックが守ってつなぎ、序盤のうちにリードを奪っておきたい。
 「小粒で目立った特徴はなく、決して勝ちパターンは多くない」と石田克之監督。バントで確実に走者を得点圏へ進めてワンヒットで点へと結び付け、主導権を握りたい考え。「攻撃ではバント、守備では併殺・サインプレーを重視し、ミスが出ないよう正確にやっていく」(石田監督)という全員野球に活路を見い出す。
 初戦の相手は、四月の練習試合に一点差で苦杯を喫した呉工業。小田優一主将(三年)は「頑張ってきたことをすべてぶつけ、まずは一回戦突破。さらには一つ一つ勝ち上がっていきたい」と目指すは八強入りだ。

○廿日市高校 努力から自信、勝利へ
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廿日市高校

 “努力から自信へ、自信から勝利へ”をモットーに四月に千代田高から赴任した国広恭文監督が今年の廿日市を率いる。特に国広新監督は「地域から愛される学校、野球部づくり」を目指している。毎朝、選手がそれぞれグループをつくりローテーションで美化活動やあいさつ運動を繰り広げている。
 今年の戦力を見ると打線は、全方向に打ち分ける松村卓也(三年)と右中間へのライナーが多くなった森田勇太(二年)が三、四番に座る。「ビッグイニングは難しい」(国広監督)と、いかに不動の三、四番に、また全員でつなげ一点を積み重ねるかがポイントになる。守りは守備範囲の広い外野を含め、失点につながる失策が少ない。カギは投手陣の制球力が握っている。
 一方、脳を鍛え、状況判断やひらめきなど直感をフル活用できるようブレイントレーニングを始めた。「体の前に脳を覚ます」(国広監督)ためウオーミングアップの一環にも役立てている。
 「体調管理を含め一〇〇%の力を出し切れるか」と国広監督は目標に「甲子園で一つ勝こと」。伏見大祐主将(三年)も「甲子園で校歌が歌いたい」と大竹との初戦に気合いが入る。

地元校初戦の相手
 第八十六回全国高等学校野球選手権広島大会は七月十四日(水)、いよいよ幕を開ける。午後零時半から広島市民球場である開会式で、球児たちの暑い夏が始まり、九十六校がたった一枚の甲子園への切符を懸け汗をほとばしらせる。開幕まで残りわずかとなった。
 六月二十六日には、組み合わせ抽選会があり、各校の対戦相手が決定。地元西広島勢を見ると、初戦で大竹対廿日市の地元対決が実現。勝ったチームには、二回戦で春季大会準優勝の県工が待ち構えている。五日市は一回戦を勝つと、二回戦でシードの盈進と対戦。ほかにも、宮島工業と廿日市西の地元勢が同じブロックにいる。今年は、飛び抜けた優勝候補はおらず、上位校の実力が伯仲。波乱が起きる可能性もあり、目が離せない。
 予定通り順調に進めば、二十二日(木)に準々決勝、二十四日(土)には準決勝、甲子園を懸けた大一番、決勝戦は二十五日(日)にそれぞれ繰り広げられる。
 地元西広島勢の初戦は、次の通り。
 【1回戦】大竹VS廿日市15日午前10時・県営球場▽井口16日午前9時/広島市民球場・VS新庄▽広島工業大学高16日午前9時呉二河球場・VS呉工▽美鈴が丘16日午前10時県営球場・VS日彰館▽宮島工業16日午後零時半/三次市営球場・VS庄原実▽五日市16日午後2時/呉二河球場・VS呉高専▽佐伯16日午後2時/福山市民球場・VS福山葦陽
 【2回戦】廿日市西18日午前10時/県営球場・宮島工業VS庄原実の勝者と対戦


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