WEBタイムス 平成16年(2004年)7月9日829号
 地元行政

住民投票説明会が終了  来週中にも投票日発表  合併議論中の宮島町

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全12回にわたった住民説明会が終わった
 【宮島町】六月二十一日から始まった佐伯郡宮島町の合併相手先に広島市か廿日市市かを問う住民投票実施に伴う住民説明会は七月四日(日)、杉之浦公民館で終了した。全十二回の説明会参加者数は延べ三百人。一部会場で空席もあり、参加者は有権者数(六月二十三日現在=千八百十五人)の約六分の一にとどまった。説明会終了後、佐々木雄三町長は投票日について「参議院選挙が終わる来週中には発表したい」との意向を示した。加えて、期日公表後「将来のまちづくりについて町民ともっと話をし聞きたい」と今月下旬に再度二、三回説明会を開きたいという。
 最終日は、主に島の東部、杉之浦地区の住民を対象に実施。過去最高の四十五人が町の考えを聞いた。質疑応答では、廿日市市との合併を望む住民から相次いで質問などが飛んだ。
 町が抱える問題の一つ、過疎化について町民の一人は「廿日市市と大野町と合併して住民票を移してもらえるような方法に持っていくと過疎化にも歯止めが掛かるのでは」と話した。教育問題、少子化に言及した住民からは「(大野町)宮島口周辺の子どもが宮島幼・小・中学校に通うことは無理ではなく、(大野東小より)通いやすくなる。廿日市市と合併して宮島口周辺の子どもが宮島に通うのが自然」などの声が上がった。一方で、「観光地にとって、訪れたいまちは、住みたいまちでないといけない。住民投票の結果を受けて、できるだけ早い時期に融和を図れるような施策・考えを町民に示してほしい」と要望する町民がいた。
 町によると、各会場では、合併後の観光協会や少子高齢化・過疎化に伴う宮島幼・小・中学校の存続を危ぐする声、広島市・廿日市市それぞれと合併した場合の合併特例債の額を知りたい、JR宮島航路の早朝・深夜便の確保、行政サービスの低下を心配する声などが多く上がったという。一方で、町民の質問に対し町長や職員に代わり元広島市職員の大井正参与が回答する場面では、一部住民からは「どうして大井さんばかり説明するのか」などの声が上がっていた。
 町は、説明会参加者からアンケートを集めている。「住民投票を早くしてほしい」、「高齢者にも分かりやすい資料を」、合併相手先決定後に触れ「まちづくりに町民の声を取り入れてほしい」などの意見・要望が寄せられたという。今後、結果を集計し、広報もしくは資料を作成し全世帯に配布したいという。
 佐々木町長は「以前は、町側から説明ばかりだったが、町民からも多くの意見や質問が出、決して参加数は多くなかったが、密度は濃かった。税金や上下水道料金などもだが、将来の宮島がどうあるべきかを真剣に考えてもらいたい」と話している。


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