WEBタイムス 平成16年(2004年)7月9日829号
 社会・福祉

防犯へ“四悪追放” ポスター作り訴え  広島西署など

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犯罪防止ポスター「四悪追放」
 【西・佐伯区】今年(一―五月末現在=以下同)に入り、広島西署管内の広島市西・佐伯両区で発生した刑法犯認知件数は千五百五件と、昨年同時期(以下同)の千七百十三件に比べ一二%減少した。同署と同署管内防犯組合連合会は、市民らに注意を呼び掛け防犯意識を持ってもらい発生を防ごうと、身近な犯罪の中でも特に「ひったくり」、「自転車盗」、「ちかん」、「車上狙い」を“四悪” と呼び、新たに「減らそう犯罪防止ポスター『四悪追放』」を作った。
 ポスターはA4判で約一万枚を製作。目立つように黄色のバックに、青字で大きく「四悪追放!」と書き、それぞれの犯罪をイラストで表記している。ポスターは、防犯組合連合会参加団体やキャンペーンでの配布や各所で掲示などする。
 今年に入り、特に減少したのがひったくり。昨年は七十九件と多発したが、今年に入り三十一件と約六割減。同署野山栄一生活安全課長は「去年暴走族を捕まえたことが要因の一つではないか」と昨年、同署が実施した暴走族への徹底取り締まりが功を奏したと見る。
 同署では五月下旬に五日市・西広島駅周辺でひったくり防止ミニキャンペーン「ネットでシャット」運動を実施し被害防止の呼び掛けを繰り広げた。新たに同キャンペーンなどで配布するための自転車のかごに付ける防止カバー約千枚を製作した。昨年同署管内で多発した車上狙いも、百七十二件から九十件へ半減した。
 一方、依然として減らないのが自転車盗。刑法犯発生総数の約二三%を占める三百四十二件と、昨年(三百七件)と比較して約一一%も増加した。西広島駅や広島工業大学、アルパーク、五日市駅の周辺で多発しているというが、盗難届けを出していない人もあり数字はあくまで氷山の一角だ。かぎを掛けるのは当然だが「購入したら防犯登録をして盗まれたら必ず盗難届けを出してほしい」(野山課長)と呼び掛ける。一方で、自転車検問を定期的に実施するなど、犯罪抑止に努めている。
 野山課長は認知件数減少に「地域住民のパトロール隊の活躍が大きい」と話す一方、「できるだけ被害に遭わないようポスターを通じて、注意を呼び掛け、防犯意識を高めたい」と改めて気を引き締め、四悪のほかに社会問題化している「オレオレ詐欺」を防止するため高齢者対策にも一層力を入れる。


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