
▲白身で煮るとおいしいというアカタチ
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【廿日市市】ピンクのリボンが海を泳ぐ?-。川崎水産直売所(廿日市市宮内)の水槽に、ひときわ目を引く魚がいる。体長約五十cm幅五cm程で、アナゴを左右から押え付けて薄っぺらにした感じ。何と体の色は淡いピンク色だ。魚体の側面には黄色の斑点が散在している。アカタチ科アカタチ属の「アカタチ」。口を上に向け、体を左右にくねらせて泳ぐ姿は、まるでピンク色のリボンが水中を漂っているようだ。
広島県周辺では、ミコノヒモ、ミコノオビなどの愛称で呼ばれている。本州中部以南の太平洋岸のやや深い海に分布しており、春から夏にかけて獲れる。同直売所の川崎千鶴子さん(六二)によると、同市地御前の海で定置網にかかったという。千鶴子さんが目にするのは数十年ぶり。白身で煮て食べるとおいしいという。
広島湾では、時々、ほかの魚に混じって獲れるそうだが、数は数えるほどで、値もほとんど付かないため、たいていは漁師が自分たちで食べてしまうらしく、鮮魚店の店頭で見掛けることはほとんどない。
水槽の中でタコやフグ、エイなどに囲まれてゆらゆら揺れていた。
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