WEBタイムス 平成14年(2002年)9月13日739号
 スポーツ

宮工3選手そろって選抜 高知国体へ向け水面滑走 ボート少年男子の部

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国体に向け練習を積む黒石(左)と益池
【大野町】第五十七回国民体育大会夏季大会が、二十日(金)から高知県で幕を開ける。ボート少年男子の部で、地元佐伯郡大野町の県立宮島工業高校、黒石篤(二年)、大川龍二(三年)、益池和幸(同)の三選手がそろって代表に選ばれ、県の誇りを懸けてレースに挑む。本番まで一週間余り、同じく地元から選ばれた県立廿日市高校(廿日市市)の上野豪士(同)らとともに、合同練習を積み、汗を流し、静かに大会を待っている。
三人が出場するのは、五人一組で千メートルのタイムを競うクォドルプル。コックスと呼ばれる舵手の合図で、クルー=漕手がボートを進める。腹筋や背筋、オールを扱う技術などはもちろん必要だが、大切なのはチームワークだ。クルー四人がオールを水面に着けるタイミングが違えば思うように進まない。一方で、優れたクルーをそろえてもコックスのスピードの調整、スパートのタイミングなど指示が悪ければ、力を出し切れない。五人が一つになり、初めてゴールへと突き進む。
三人が、ボートに魅せられたのは高校に入ってから。中学時代、黒石と益池はバスケット部、大川は陸上部だった。始めて約一年で、黒石は予選敗退したもののインターハイ出場、益池は約二年で大川と組みダブルスカル(二人乗り)で同準々決勝まで進んだ。
中でも、今年チームのキャプテンを務める大川は、昨年に引き続き国体出場。昨年十二月には、全国から選ばれる強化選手として合宿にも参加するなど、チームの柱としての活動が期待される。
現在、週三回、合同練習を張り、互いに息を合わせている。練習を始めた当初、オールの着水のタイミングなど、他校の選手と異なる微妙な癖に戸惑い、思うようにタイムが伸びなかった。次第に互いの癖を把握、修正して五人のオールさばきは、今ではぴたりと合っているという。現在は、各選手がどの順番なら最も力を出し切れるのかというポジション選びを調整しながら、大会を待ちわびている。


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