WEBタイムス 平成12年(2000年)4月14日 第622号
   

宮島工業高校卓球部 門田洋幸

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 【大野町】千葉県で三月末に開かれた「第二十七回全国高等学校選抜卓球大会」個人戦で佐伯郡大野町の県立宮島工業高校電気科三年、門田洋幸(一八)が初優勝した。大舞台にも怖じ気づくことなく「リラックスしていた」門田は決勝を含む五試合すべて二セット連取で勝ち越す心技体が揃った好調ぶり。高校卓球界゛春の選抜″で最高の成績を納めた。
 決勝の相手は層の厚い愛知県でも有数の実力を持つ桜ヶ丘高。昇り調子でトーナメントを勝ち進んできた門田だが気を引き締めて「挑戦者の気持ち」で挑んだ。サーブ権を先取し第一セットから一気に突き放しにかかった。おもしろいように決まるサーブで21−7と圧倒した。
 第二セット。波に乗る門田。リズムを取り戻した対戦者の追撃を21−19と僅差で振り切った。門田は優勝より「納得いく試合ができた」ことを喜ぶ。
 細眉の好男子。身長一六〇センチの小柄な体に敏捷さが宿る。早い打点のタイミングで打つ狙いすましたドライブで相手の穴を正確に突く。ラケットを何万回と振り培ってきた右腕は左と比べ一回りは太い。
 中学時代から始めた卓球に対する練習熱心さは人一倍だ。単調な素振りを嫌がらない。「納得がいくまでやり込む」練習基準は、時に足が動かなくなるまでにも及ぶ。練習場の体育館を閉めて帰宅する毎日。卓球部の高橋誠監督はオーバーワークによる故障が心配になるほどだ。
 大会を終えて、門田の心に変化が起こった。「強くなりたい」と結果だけを見つめていた姿勢が「結果は自ずとついてくる」と考えるに至った。練習法が間違っていないと優勝が確信させ、自信につながった。
 目指すは夏のインターハイ。「卒業した先輩に、やるだけやらないと後悔するぞ、と言われた。後悔だけはしたくないんです」。頂点への挑戦はこれからだ。



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