西広島の今を伝えます

行政・くらし

美鈴恵みの森が社会参加章 里山整備ボランティアで内閣府から

2015年01月16日

恵みの森で祝賀会。皆で喜んだ
 【佐伯区】広島市佐伯区美鈴が丘東5丁目にある「恵みの森」で里山整備活動をしている「美鈴恵みの森づくりボランティア」(松本満会長(70)、43人)が2014(平成26)年9月、内閣府の平成26年度社会参加章を受けた。10月に式典に参加し、11月にメンバーが家族などと共に活動現場に集合して祝賀会。自前の料理などに舌鼓を打ち、12月からは次なる整備活動に汗を流している。
 約六年前の08(同20)年7月に発足した。広島市の「市民協働森づくり支援事業」の支援を受け活動。同所のみならず市立美鈴が丘中学校裏手の里山も整備したりサクラを植樹するなど幅を広げ、13(同25)年10月には「桜が丘遊歩道」の看板を掲げた。恵みの森では14年4月、ヤブの急傾斜地を切り開いて鬼が城山へとつながる遊歩道が開通。団地住民も招き約200人と歩いて祝った。定期的にシイタケの駒打ちといったイベントも催し、子どもや家族連れに自然と触れ合う機会も提供している。
 社会参加章は、「高齢者が年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ること」を「エイジレス・ライフ」とし、社会参加活動をする団体に毎年贈られている。松本会長は表彰状をコピーして皆に配った。「文面がいい。私たちにぴったり」。メンバーたちは「主体的」や「生き生き」の文字に喜ぶ。
 恵みの森の開けた場所は、活動の楽しさが伝わってくる。地域住民がわき水をくみに足を運び、あずまやには休憩はもちろん、食器棚やお好み焼きのできる鉄板もある。土の窯は陶芸用ではなく、ピザ用。「陶芸用は、好きな人が隣で組みかけている。食器棚は祝賀会用にそろえた」(メンバー)と、やりたいことを詰め込んでいる。祝賀の食事会では出前など頼まず、現地で肉やピザを焼き豚汁を作り、主婦がサバ寿司など手料理を持ち寄ってと、自分たちの力を集めてにぎわった。
 中心人物の1人である武村友和さんは、「みんなが一生懸命やってきたことが認められた。やりがいを感じる」と胸を張る。何よりメンバーに喜んでもらったことがうれしい。松本会長も、「表彰は晴天のへきれき。竹林整備やイベントなど、そしてメンバーの絶えまざる活動が評価された。それがありがたい」と感謝する。
 特に、「にぎやかな場所になった」(松本会長)。今年度は近隣幼稚園を招いた焼きいも大会など、10イベントを催し延べ約600人が現地で楽しんだ。「本当に訪れる人が多くなった」と、里山としてのにぎわいにも満足そう。新しい年もイベントを組んだり新たな整備をしていくと声を弾ませている。

その他の記事

西広島タイムス電子版


平成30年12月7日 第1528号

パソコン・スマホで読めます!

西広島タイムスを
新聞をめくるように
読んでいただけます。

広告もご覧いただけます。

バックナンバー