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山歩きはマダニ注意 危険な昆虫類の対策

2015年01月16日
 【佐伯区】広島市保健所環境衛生課から話を聴く環境講座「身のまわりにいるの?〜マダニからセアカゴケグモまで」が昨年12月3日、同市佐伯区の八幡東公民館であった。地域住民約30人が受講し、講師の湯木一彦さんから「春と秋の山歩きはマダニ対策で皮膚の露出を避けて」、「セアカゴケグモはおとなしいが触るとかむ。自動販売機の釣り銭返却口にはみだりに手を突っ込まないで」などの注意に耳を傾けた。
 まずは、現在の日本で病気を媒介する昆虫、危険な昆虫などを紹介。標本を見て実際の大きさも確認した。
 最初に紹介したのは、吸血により病原体を媒介する昆虫類のマダニ。「家にいるダニとは違う。野山にいる大型ダニ」と説明する。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の病原体ウイルスを体内に持つ可能性があり、現時点の特効薬はないそう。日本では高齢者の患者が多く、春と秋に顕著だという。
 「マダニは草むらの葉の先で取り付く動物を待っている」と話す。山歩きする場合には、長袖長ズボン、首にタオルを巻きズボンやシャツの裾を入れ込んで侵入させない、などが予防になるそう。野外活動後に入浴し、身体をよく洗って付着したダニを落とすのも手だ。付きやすいのは、首や髪の毛の中、脇の下、足の付け根、ひざの裏など。脱いだ衣服は放置せず、すぐに洗濯するかナイロン袋などに入れて口を縛る。吸血中のマダニを見つけた場合は、できるだ医療機関で処置する。
 セアカゴケグモは、山陽自動車道下り線の宮島サービスエリア敷地内で昨年9月に目撃され、NEXCO西日本中国支社が調査。計10匹を発見し、駆除した。
 「普通のクモのように高い位置に巣を作らない。側溝などにいる」。サービスエリアの事例でも電話ボックス床面支柱付近や身障者用駐車場付近の水抜きパイプ内で発見されている。人が手を差し出す可能性があるという観点から、自動販売機も用心した方がいいと話した。
 デング熱を媒介するヒトスジシマカ(ヤブカ)については、幼虫発生の防止が重要で、空き缶の中の水や庭の水を放置しないこと、雨水マスのふたに防虫ネットを敷くなどが有効と説明。余った網戸のアミを敷くのもいいなど披露した。

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