西広島の今を伝えます

行政・くらし

家庭ごみ有料化検討 排出減量などを期待 廿日市市で審議会

2015年01月16日
 【廿日市市】廿日市市で、「廃棄物減量等推進審議会」が昨年から家庭ごみ処理の有料化について議論している。広島修道大学人間環境学部長の三浦浩之教授を会長に事業者や公衆衛生推進協議会など委員によって、これまで3回の会合があり、有料化導入の目的や効果、他市町の状況など話し合ってきた。今年7月中旬には、有料化についての答申を市長にする予定。
 同市は、平成25年度から十年間のごみ処理や生活排水処理の目標や施策など定めた「第2次一般廃棄物処理基本計画」を策定。有料化導入の目的として、ごみの減量化や資源化の促進、ごみが減ることによる処理経費の削減、処理費負担の公平性の確保など挙げている。
 昨年12月19日には市役所で3回目の会合があった。同市は有料化を導入した場合の徴収方法や体系、料金水準の目安など方向性を示した。
 市民がごみの排出に応じて有料指定袋を購入する方法を基本に、料金徴収は平成14年11月に導入し市民に浸透していることから「指定袋制」を採用。袋の製造原価や販売費などの原価にごみ処理手数料を加えた料金を販売額にする考えを示した。
 同市によると、現在、指定袋の平均販売価格は、1枚当たり12ー14円。ごみ減量化の効果・市民への理解・周辺自治体の料金水準の状況を主に考慮し同市が提示した指定袋の販売額の目安は、燃やせるごみ、埋立ごみ、小型・複雑ごみがそれぞれ1枚(45ℓ相当)40ー50円、有害ごみと資源ごみは1枚20ー25円。同市の調査では、ごみ有料化を実施している自治体の25%が40ー45円となっている。
 段ボールや古新聞紙など紙類は、中身の見えない袋の場合、対象外の紙を混入される恐れがあるため、現在の大型ごみ同様にシールを張っての排出も今後の検討課題にした。燃やせるごみと有害ごみの指定袋のサイズに新たに10ℓを加える案も示した。
 資源ごみが燃やせるごみに比べて低料金になっている点は、ごみ資源化への意識を高めるためという。委員からは「資源ごみを高めにしてごみの量を抑制する方がいいのでは」と言う一方、「低額や無料にすれば分別が進む」と意見が分かれる場面もあった。
 今回の提示した案件は「あくまでもたたき台で決定ではない」と同市は強調する。
 有料化について、委員からは「仕方がない」「やむを得ない」「必要と思う」と理解を示す声が上がった。一方では、以前導入した指定袋が有料化と思っている市民も少なくないことから、説明の必要性や不法投棄の増加を危ぐし対策を求める声が上がった。

その他の記事

西広島タイムス電子版


令和元年08月09日 第1561号

パソコン・スマホで読めます!

西広島タイムスを
新聞をめくるように
読んでいただけます。

広告もご覧いただけます。

バックナンバー