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ドラフトで日ハムが1位指名 河内少年初のプロ誕生へ沸く 156㌔右腕・佐伯区出身有原投手

2014年10月31日

4球団が競合した有原投手。くじ引きの瞬間、みな「広島に」と祈る思いでテレビに釘付けになった(上)、広陵高校時代の有原投手
【佐伯区】プロ野球ドラフト会議が23日にあり、地元広島市佐伯区出身で早稲田大学4年生の有原航平投手(22)が、北海道日本ハムファイターズから1位指名を受けた。同日には有原投手が所属していた河内少年軟式野球クラブの関係者や選手、保護者ら約60人が彩が丘第3集会所でドラフトのテレビ中継を見守り、創部三十五年目で同クラブ初のプロ野球選手誕生に向け喜びに沸いた。
 有原投手は、小学2年生の時に同クラブに入団したという。本塁打は13本放っていたが、指導していた藤本克裕現監督は「球が重くて速くてコンロールが良く、ものが違っていた。小学生であの球は打てない」と当時から投手としての素質が抜群だったという。市立三和中学校に入学。当時、同クラブシニアの監督を務めた西本哲也さんは「規格外だった。スピードがあるのにもかかわらず、コントロールも良かった」。さらに「自らのプレー、背中で皆を引っ張ってくれた」と言う。
 広陵高校では、3年の春の選抜で4強に進出し夏も甲子園に出場。早稲田大学では3年秋に最優秀防御率を初受賞。今年の春はリーグ最多5勝を挙げ初のベストナインに輝いた。直球最速156㎞を誇り、今年のドラフトの目玉として注目されていた。
 集会所ではジュニアやシニアの現役選手が先輩の行く末を見守った。「カープを強くしてほしい」と願い、DeNA横浜ベイスターズや阪神タイガースの指名で有原投手の名が呼ばれるたび拍手が鳴り響き、広島カープが指名すると歓声も響いた。運命のくじ引き。交渉権が日ハムに決まると、「ああ〜」とため息が漏れたが、すぐに拍手に包み込まれた。
 藤本監督は「まずはおめでとうと言いたい」とうれしさ以上に安どの表情を浮かべていた。二年前に有原投手と河内小グラウンドで話したとき、「どこに行きたいのか」と聞いたところ、日ハムかロッテと言っていたそうで、インタビューで笑顔を見せる有原投手を見て「地元が引き当てれば最高だったが。本人の希望に添ったのかな」と漏らしていた。「息の長い、チームから信頼される選手になり、これからも夢を見させてほしい」。西本さんも「夢を与える選手になってほしい」と期待した。
 現在、ジュニア時代の有原選手と同じ背番号1の高木励君(彩が丘小6年)は「自分のチームの先輩がプロに入ってうれしい。有原さんみたいにコンロールの良い凄い投手になりたい」と話していた。
 会場には、有原選手の両親も駆け付けた。父・範夫さんは「河内少年で野球をするきっかけを与えくれた。どこに行こうとも応援してもらえれば」とチームへ感謝していた。紀美さんは「指名いただいてありがたいという感謝とほっとした気持ち。縁あるチームで頑張ってほしい」と目を真っ赤にし喜んでいた。

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