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クラウドファンディングで危機を好機に 老舗酒店がお礼にコイン通りの商品券も

2020年05月15日

4人の子どもを持つ清水さん。ク老舗の看板を守ろうと金持酒をPRしている
 【佐伯区】広島市佐伯区のコイン通りにある酒店「用品名酒センター」(同区五日市4丁目)が、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けクラウドファンディング(CF)で支援を呼び掛けている。寄付した人には日本酒だけでなく、同通り商店街の商品券を送付。店舗への支援だけでなく、人通りの減った商店街を全国にアピールしようと奮闘している。
 コロナの影響でイベントの開催が見送られている。地元でも造幣局広島支局である「花のまわりみち」などの催しが相次いで中止に。同店では当初、イベントを見込み、八幡川酒造が製造する看板商品の一つ「金持酒」を仕入れた。だが催しの自粛が相次ぎ、720mlと300ml合わせて約750本の在庫を抱えることに。同店の清水志野さん(27)は「春のイベントを期待して仕入れたのに」と肩を落とす。
 同店は1911(明治44)年創業。4人の子どもを持つ清水さんは「子どもたちが継ぐと思うが、このままでは厳しくなる。店の存続は金持酒が未来を左右する」。思い付いたのが、CFだった。
 清水さん自ら「嫁VSコロナ 老舗酒屋&賑わいを失う商店街を救いたい」と題したホームページを作成。1口1000円~1万円で支援を募り、5500円以上の返礼品には同酒やオリジナルストラップなどラインアップした。
 外出自粛で商店街の人の通りがまばらになった様子を目の辺りにした。「商店街の役に立ちたい。(コロナが)収束した時、広島に観光で訪れた時には商店街にも来てほしい」と、商店街で来年9月まで使用できる商品券も付けコイン通りを全国にPRしている。
 最初は5万円~10万円集まればいいと思っていたという。すでに目標額の50万円を突破。5月11日までに100人から約80万円の支援が集まっている。
 現在は目標を100万円に上げ、31日(日)まで募集している。清水さんは「人の温かさに触れた」と感謝する。「ピンチをチャンスに変えたい。収束の際には商店街に来てもらい盛り上げれば。子どもたちの代に店を残したい」と前向きな姿を見せる。

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