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信号機の撤去を検討 地域住民が反対運動 コイン通りの一部

2020年02月21日
信号機の撤去を検討している五日市中央4丁目1番交差点
 【佐伯区】県警が、広島市佐伯区の通称・コイン通り(県道290号原田五日市線)にある五日市中央4丁目1番交差点(以下、1番交差点)の信号機の撤去を検討している。だが、地元町内会を中心に廃止反対の声が上がっている。交差点周辺にのぼりを立てたり署名を集めるなどし存続を求めている。
 場所は、同通りの中間地点付近のT字路。信号機を撤去し、横断歩道の標識を新設。横断歩道を北側にある五日市中央5丁目21番(南)交差点(以下、21番交差点)の車道南側に移設する案も含め見直しを図っている。
 昨年12月からは実証実験を実施。1番交差点の車道の信号機を黄色点滅に、歩道側の歩行者用信号機を消して影響を検証している。
 信号機の見直し理由の一つに、信号機の多さを上げる。佐伯署によると、1番交差点から約70m北側に21番交差点、約50m先にも交差点がある。
 警察庁が2015(平成27)年に「信号機設置の指針」を制定した。設置の必要条件として「隣接する信号機との距離が原則150m以上離れていること」など5つの条件を挙げている。一方、「信号機を設置している場所が条件に該当しなくなったときは、信号機の撤去を検討する」とも記している。1番交差点は、21番交差点との距離が近いこともあり、条件に合致していないという。
 1番交差点の信号機は、1973(昭和48)年に設置された。住民によると、同通りの中で最初に設けられたそうだ。地元町内会の川野猛さんや桂省治さんらは「住民や道路をよく利用する人は慣れ親しんでいる。幹線道路だが、住民にとって生活道路でもある。交通規制がいきなり変われば、運転する側も横断する側も戸惑う」と語気を強める。 
 1番交差点の信号機と横断歩道がなくなった場合、通りを横断するには21番交差点まで迂回(うかい)しないといけないため、高齢者には負担が大きいと訴える。加えて交差点近くにあるスーパーの車の出入りが難しくなり、右折にも時間がかかり渋滞が激しくなり、事故も危惧する。
 昨年11月には、交差点周辺に「生命を守る信号機 横断歩道 撤去反対」と書いたのぼりを掲示。町内会の回覧板を通じ反対の署名活動を始めた。スーパーにも用紙を置き、同署や公安委員会などに提出した。約2100人分が集まり、現在も増えているそうだ。2月9日には町内会主催で初の説明会を開いた。同署から3人、住民約60人が出席。10人が意見を述べたという。
 川野さんは「最優先すべきことは、安全安心に渡れる優しい道路にすること。高齢者をはじめ生活する人、利用する人の身になって考え、点滅信号もやめ元の状態に戻してほしい」と話している。
 同署は「今後も丁寧に説明し、住民の声をしっかり聞き、実証実験の結果を踏まえ検討したい」としている。

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