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愛のからくり文字並ぶ 宮島・町家通りの灯籠

2020年02月21日

「ご縁があり宮島観光大使にしてもらった恩返しになれば」と話す坂口赤道さん



灯籠に描かれた「愛」の文字をよく見ると「まちやどおり」と読み取れる



軒先に灯籠が並ぶ町家通り
 【廿日市市宮島】伝統的な町家建築の残る町家通り(廿日市市宮島町)に、52基の灯籠が「愛」の形をした文字を灯している。よく見ると「まちやどおり(町家通り)」、「だいしょういん(大聖院)」「いつくしまじんじゃ(嚴島神社)」など、宮島に縁のある名称が隠れているからくり文字。通りすがりの人や観光客の目を誘っている。同灯籠は4月末まで。

「世の中は愛と夢だけあればいい」

 手掛けたのは、2012(平成24)年から宮島観光大使を務める書道家で詩人の坂口赤道さん(42)。町家通りの住民有志からの制作依頼を受け、「さまざまなご縁の中で観光大使を務めさせてもらっている。恩返しになれば」と、快く引き受けた。
 「50字程、字を書いてください」というざっくりした依頼。引き受けたからには、同通りに来る人を増やしたい一心で作家魂を燃やした。「大の大人が真剣に考えてどうにかできないことはない」。
 料理人の経歴も持つ坂口さんは「醤油も味噌も突き詰めれば塩味です。世の中も、突き詰めていけば愛と夢だけあればいい」と、自身のテーマを持つ。灯籠の文字は「愛」を採用し、宮島に関わる名所、歴史、伝説、行事などから52の言葉を考案。観光客を楽しませるからくり文字の仕掛けを思い付いた。頭をひねり1から考え出したアイデアは、同通りを飾る「愛の献燈を灯すプロジェクト」を生んだ。 
 通りを歩く親子が「見て、さっきと違う」と、文字を読み解くため足を止める。島内のボランティアガイドらが灯籠の前に集まり、ツアー客を案内するため話をする。観光客が、文字に現れた名称の魅力を知ろうとスマホを操作する。坂口さん自身も複数のメディア取材を受けた。反響を受け「町家通りの人がすごく喜んでくれた」と笑みをこぼす。
 同プロジェクトの派生イベントとして3月2日(月)~15日(日)、大聖院観音堂で「みほとけの愛に触れる作品展」を開催する。観覧無料。15日には、同院大広間で書道教室(1人2500円)も開く。霊火堂の煤と火渡り神事の炭で墨を作り、法話を聞きながら書をしたためる。参加希望者は、電話かメールで申し込む。
 問合・申込は、坂口さん☎090・4896・5520、メールはsakaguchisekidou@gmail.com。
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