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29年間の歴史に幕 天満屋アルパーク店

2020年02月07日
 天満屋アルパーク店(広島市西区)が1月31日、最後の営業を終え約二十九年間の歴史の幕を閉じた。周辺に大型商業施設が相次いで出店し売上が落ち込んだこともあり閉店した。建物を所有する大和ハウス工業㈱(本社=大阪府)によると、跡地については検討中で商業施設として活用する予定。
 最終日には開店前から行列ができ、衣料品や食料品などを買い求める人であふれていた。一方、店内外では店の思い出をスマートフォンに収める人が多くいた。
 従業員は、最後に向け声を張り商品を勧めていた。婦人服担当課長の小野由里子さん(53)は「たくさんの人に来ていただきありがたい気持ちでいっぱい。お客様の生活を豊かに楽しくすることに貢献できたかなと思う。私達も成長し育てていただいた。働くことができて幸せだった」と感慨深げに話していた。
 午後8時過ぎ、正面玄関で閉店セレモニーがあった。最後を一目見ようと東棟と西棟を結ぶデッキには約1000人が埋め尽くした。奥田克公店長が「約三十年、営業できたのも地域のご支援の賜物だと感謝しています。たくさんの思い出、感謝の気持ちを忘れることはありません。三十年間のご愛顧とご支援、ありがとうございました」と締めくくった。
 従業員約500人が頭を下げ、中には目頭を押さえる人も。店のシャッター代わりに「29年間のご愛顧 誠にありがとうございました」とつづった真っ赤なカーテンロールがゆっくりと下がっていった。降り終わると泣きながら「ありがとう 絶対忘れません」と絶叫する人も。同区の三筋貴子さん(67)は「オープン当初は華々しくよく買い物に来た。何だか一つの時代が終わったような感じで寂しい」と涙を浮かべていた。
 天満屋アルパーク店は、1990(平成2)年4月27日にアルパーク西棟の核テナントとしてオープン。地上1~4階に食料品や服飾など販売していた。2015(同27)年以降、大型商業施設が出店。売上高がピーク時の半分近くまで落ち込み、競合激化とコスト削減の限界として閉店を決めた。西棟は天満屋のほか、レストランや廣文館書店なども閉店・退店・移転している。
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