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創業百三十年の増田製粉  グルテンフリー商品に注力 米粉独自配合のパン人気

2019年11月22日
グルテン不使用の角食パンは午前中に売り切れることも
【西区】1889(明治22)年に創業し今年百三十年を迎えた和菓子の材料として米粉などの製造・販売をしている増田製粉㈱(本社=広島市西区商工センター7丁目、増田裕典代表取締役)が、グルテンフリーの商品に力を注いでいる。今年4月から地産米を使った米粉で作ったカレー粉をはじめ、からあげ粉と天ぷら粉も発売した。さらに一昨年から運営している米粉パン専門の「米粉パン工房 源」(同市西区中広町2丁目)でも、グルテン不使用のパンをそろえ人気を集めている。
 同社は、2010(平成22)年には、米を高速で粉砕することででんぷんのダメージを軽減しパンやケーキなどがふっくら仕上がるという気流粉砕機を導入した。一昨年には商工センターの工場が老朽化したため、「県内産の米を使うことで地元農業振興につながれば」(増田代表取締役)と、米どころでもある三原市大和町で廃校になった小学校に米粉専用工場を建設。米粉の生産量は倍以上になったという。
 主には業者中心で、一般消費者には料理洋菓子専用こめ粉やもち米、米パンミックス粉、黄奈粉(きなこ)を展開していた。今年4月からは、自社生産した三原産米粉を使用し、アレルギー特定原材料7品目を使わず製品化したグルテンフリーのカレー粉を販売。増田代表取締役は「アレルギーのある人もない人も一緒に美味しく食べてもらいたい」と願いを込め、今後はグルテンフリーのお好み焼き粉も思案している。
 一方、源は「米粉パンを通して米粉の良さを知ってもらいたい」(増田代表取締役)と閉店する店舗を引き継ぐ形でオープンした。製粉メーカーの強みを活かし、店内には50%~100%の全て米粉を練り込んだパンが並ぶ。グルテンを使用していないパンは約10種類そろえ、中でも人気の一つというのが角食パン。グルテンを使用していない米粉パンはパサついたイメージがあるが、同店は2種類の米粉を独自の配合でブレンドしたことで「しっとり感がぜんぜん違う」と勧める。
 増田代表取締役は「今後も広島の米を使い地域の農業振興につなげたい。米粉の良さ、安全安心の食を広げていきたい」と展望を話している。

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