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自然現象や時間など木彫で具現 七搦さん「心に引っ掛かる作品を」 アートギャラリーミヤウチで展示中

2019年04月26日

自然現象などを木に刻み込むという七搦さん
 【佐伯区】広島市佐伯区に木彫作品を中心に手掛けている彫刻家・七搦(ななからげ)綾乃さん(32)が住んでいる。個展やグループ展などで広島県を拠点に県内外で活動し、現在、廿日市市宮内のアートギャラリーミヤウチで作品展を開催。彫刻家の肩書きを持ち約十年経つ七搦さんに、作品への思いやこだわりを聞いた。
 七搦さんは鹿児島県霧島市出身。幼少期から絵や物作りに興味を抱き、美術科のある高校に進学した。卒業後は広島市立大学芸術学部美術学科彫刻専攻に入学。木の質感や色味が自身の表現に適し、「内側を削り出し形づくる」行為に魅力を感じて、木彫にのめり込んだそうだ。2016年に「第10回資生堂art egg賞」を受賞。2017年には「Tokyo Midtown Award2017」準グランプリにも輝いている。
 作品には、触れることのできない虹や霧などの自然現象の持つ雰囲気、時間、物体が放つ存在感などを落とし込むという。「一つの木に、たくさんの表情や両極端な「もの」を織り交ぜ形にするよう心掛けている。言葉や知識で捉えられない、見た人の心のどこかに引っ掛かる存在にしたい」と思いを語る。日常生活の中で目にする枯れた植物や乾涸びた魚、道路に落ちている手袋などから受ける感情なども生かすそうだ。
 現在、アートギャラリーミヤウチで展示している作品群は「虹の端」を意味する「rainbows edge」シリーズ。朽ちた野菜や果実、布を覆う人、時間とともに消える虹を重ね合わせ造形したという。「捉えようのない虹の縁や端と、存在感のある彫刻とのギャップを感じてもらいたい。何かに似てるけど分からない、距離を保ちたくなる作品であってほしい」と話す。
 同ギャラリーの展示は5月12日(日)まで。観覧料は一般500円、学生300円。10人以上の団体は1人400円。
 展示についての問合は、同ギャラリーTEL(0829)30・8511。
宮島街道ニュース

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