会員増強に傾注 支援事業力入れ 五日市商工会が互礼会
2019年02月01日
会員増強に向け力を入れたいと藤田会長
【佐伯区】広島市佐伯区の五日市商工会(藤田博之会長)の新年互礼会が1月17日、同区民文化センターであった。商工会員や市議会議員、地域団体の代表者ら約300人が参集し年始のあいさつを交わし、同区のさらなる発展を願った。
年頭のあいさつに立った藤田会長。昨年は国内では輸出産業を中心に景気が良かったと振り返る。一方、中小企業、零細企業は苦しい状況が続いているという。「五日市商工会では、会員の増強運動に力を入れてきた」。藤田会長の就任時から六年間で約1000社が加入したそうだ。だが、経営不振や後継者問題もあり退会する会員もおり、現在、約2010社。「入会に力を注いできたが、今年は退会しないような経営指導や助言をしていきたい」と会員数3000社を見据える。
さらに昨年は商工会役員の改選があり、新役員が多数就任した。「新しい空気を入れながら新しい知恵を結集し、これからも前に進みたい」と締めくくった。
続いて建部賢次区長が年賀の辞を述べた。昨年、同区では、五日市地区と湯来町とを結ぶ国道433号の新設道路が開通し、同町では市内で初めて県外の修学旅行生を受け入れる事業を実施したことを紹介した。「より地域に密着し、商店街、地域の活性化を図っていきたい」と誓った。
㈱日本政策金融公庫広島支店の竹村隆支店長の乾杯で、場は和やかな雰囲気に。知った顔を見つけては新年のあいさつをしたり、今年の展望を歓談していた。