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忘れまい6・29豪雨災害 遺影に献花 防災強化誓う 佐伯区河内地区

2018年06月29日

河内小児童らも参列し献花した
 【佐伯区】1999(平成11)年6月29日の豪雨災害で10人が犠牲になった広島市佐伯区河内地区の河内公民館で「忘れまい6・29集会」が24日、あった。20回目の集会には住民ら約180人が参列し「忘れまい大災害」と彫られた石碑前に並べた遺影に献花。犠牲者に哀悼の意を捧げ、大災害を風化させず防災への思いを新たにしていた。
 追悼式では、一分間の黙とうした。主催の同地区自主防災会連合会・杉田精司会長が碑を前に、「河内地区は江戸時代より大災害に幾度も見舞われたが、住民の強い結束と助け合い、支え合いの精神で困難を乗り越えてきた。過去の災害を教訓に被害を最小限に食い止める努力を決して怠ってはいけない」と災害に強いまちづくりへの取り組みにまい進することを誓った。
 建部賢次区長は、今後に向けさらに各地域の自主防災組織や警察・消防との連携や避難対策の強化を上げた。尾形昌克同市佐伯消防署長は「防災の敵は災害を忘れ去ること」と述べ、豪雨災害の教訓を次世代に引き継ぎ防災を確かなものにする必要性を訴えた。
 式後は同市危機管理室災害予防課の河本秀明課長が「大規模災害に備えて」を講演した。同地区は豪雨災害のみならず、五日市断層があり、百八十九前の江戸時代には荒谷地区が大地震で山崩れがあったとの記録がある。同断層による地震は今後三十年以内の発生確率は不明だが、南海トラフ地震は70%の確立という。備えとして住宅の耐震化、家具の固定化。緊急地震速報が鳴ったら身の安全の確保、火元の確認、出口の確保など呼び掛けた。
 負傷者11人、家屋の全半壊61棟など被害をもたらせた災害から来年二十年を迎える。同連合会では、新たなシステムを構築した。4月に石碑横に雨量計を設置。一定雨量を超えると登録している住民にメールで知らせ、スマートフォンなどで雨量情報を閲覧できるなど早めの避難に役立てる。杉田会長は「一つの節目を迎えるが、災害を忘れず風化させないよう今後も新たな取り組みをしていきたい」と話している。

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