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西広島タイムス主催 スマイルフェスタ2018 子育て講演会&マタニティコンサート 育児奮闘中の夫婦や妊婦600人が来場

2018年06月15日

「子育てに正解はない」と話す山下氏(上)。河村氏(右)が子どもの困った行動の対応を解説(上から2つめ)。悦喜院長が産後に役立つアイテムを紹介し実演(下から2つ目)。来場者たちは声楽とバイオリン、エレクトーンの三重奏に心安らぐひとときを過ごした
広島タイムスが9日、子育て応援企画「スマイルフェスタ2018」をはつかいち文化ホールさくらぴあ(廿日市市下平良1丁目)で開催した。「のびのび子育て講演会」と「マタニティコンサート」に、子育て中の保護者や妊婦とその家族など約600人が来場した。元幼稚園園長や小児科医から子どもとの向き合い方や考え方、子どもの成長に必要な遊びなどを聴講し、声楽とバイオリン、エレクトーンの三重奏を聞き、心安らぐひとときを過ごした。
 講演会の第一部で、元広島文教女子大学附属幼稚園園長の山下美佐子氏が育児への心構えなどを話した。子どもが抱く親への安心感を育てることが重要と話し、小学生低学年までの間にハイタッチや手遊びなど肌と肌の触れ合う遊びを推奨。脳の発達が活発な9歳までに、運動や勝敗を含む遊びが「心」と「身体」の育成に欠かせないと説明し「鬼ごっこ」を勧めた。問題解決能力を養うには、子ども同士の喧嘩やトラブルを見守る大切さも伝えた。最後に子育てで悩む親へ「子育てはみんな違う、正解はない。気構えず楽しく、子どもと一緒に成長したらいい」とアドバイスを送った。
 第二部は河村小児科の小児科医・河村理英子氏が、「子どもの困った行動」ヘの対応を解説。子どもは周囲の関与・関心などの「注目」が増えることで、行動も増すと言う。困った行動をした際は、子どもから視線を外し無関心を装うことで、収まることもあるそうだ。落ち着かない場合は、冷静に端的に具体的に指導。「子どもが少しでも従おうとしたら、すぐに褒めることが大切」とポイントを伝えた。
 反対に「好ましい行動」をした時は、子に近寄り具体的に褒めることで「好ましい行動」が増えるそうだ。褒める際に「1番」や「~よりすごい」などだれかと比べると、遊びで勝てなかった時に投げ出したり暴れたりすることにつながると注意した。「困った行動が収まらない、悪くなる時は、子育てや性格の問題でなく発達障害も考えられる。悩みを抱え込まず早めに専門家に相談して」と呼び掛けた。
 夫とともに来場した西区の30歳代女性は「子育てに正解はないと聞いて、少し安心した。生後八カ月で活発に動くようになり家事中も目が離せず常に抱っこしたり、しんどい時もある。みんな同じように悩んでいると思うと気が楽になった」と話していた。
 午後の「マタニティコンサート」第一部では、えつき助産院の悦喜桂子院長が出産後に起こる「産後うつ」を解説。症状として出産二週間以降に気分の落ち込みや無気力、涙もろくなるなどが現れるという。母親から笑顔が消えた時は、産後うつの疑いがあるため早めの受診を呼び掛けた。また育児に不慣れな父親も陥ることがあるため夫婦で互いに思いやりを持つよう伝えた。
 続いて産後役立つアイテムを紹介。おむつかぶれや授乳時の乳首の荒れに効くという「馬油」やバランスボールを活用した子どものあやし方など実演した。
 第二部は、声楽の山口水蛍さんと、バイオリンの亀井真理子さん、エレクトーンの白石陽子さんのコンサート。J―POPや洋楽、オペラなど計12曲を披露。観衆は目をつむり赤ちゃんのいるお腹をさすりながら音楽に身を委ねていた。
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