地元経済・ビジネス

西広島の今を伝えます
  • 最新号
    (11.17発行)
  • 一面
  • くらし
  • 宮島街道
  • ビジネス
  • スポーツ
  • 医療
  • イベント
  • 募集

創業五十周年のフジシン 藤井信輝顧問「認めていただける一店うれしい」

2017年10月20日
 広島に来て四年目、寝具の乾燥下請け制度を実現した。当時は、営業利益と経費がトントンで会社に金が残らなかった。そこで、売上の無く困っていた岡山・山口・鳥取・島根などの競合会社に「うちの仕事をすべて開放するからやってほしい」と持ち掛けた。元請け下請けの契約を実現後は、各社家を建てられるほどになった。だが、一斉に反旗を翻された。二十歳代後半で、「ならば、うちは他社とやる」と交渉してそれを乗り越えてからは、うちの屋台骨もしっかりしてきた。それが、事業が大きく羽ばたく礎になったと改めて今思う。五十年間でも忘れることのできない出来事だ。
 六年半前の2011年に食道がん末期と判った。翌12年に再入院。水を飲むこともできず、点滴で栄養を取るのに一日十四時間かかる。それが八カ月続いたが良くなった。そんなケースは珍しいと周囲が不思議がる。
 いつも思うのは、「みんなで勝つ」ということ。自分一人で人生の成功者足らんとしても叶わない。自分にかかわる人みんなが良くならねばと。そのために神様やご先祖が「もっと頑張れ」と思われたのかもしれません。
 昨年8月五十周年の節目、73歳の時に社長を譲った。従来からの従業員が今の社長を盛り立ててみんなでいかに継承するかと考えた時、新しいドラマが生まれるんだと思う。
 舟入店を大きくリニューアルしたのもその辺りがある。従来の布団店は店内に所狭しと商品を積み上げてたボリューム感がステータス、いや、自己満足と言って良かった。
 舟入店は、若い目線で考えたショールーム的存在にした。試し寝してもらうスペースもしっかり備えた。東京・銀座に出店しても恥ずかしくない店だ。ただし、従業員がその店を生かせなければダメですね。勉強が必要です。顧客がどんな日常生活をおくっているのかなど情報を得た上で、ニーズを満たす商品を勧めていく力が必要。布団の好きな従業員のいる店は売り上げが高い。仕事に対する潜在意識が高いから。
 当社は、寝具や眠り、健康、人生、生き方に対する思いの強いお客様に来店していただきたい。良質の寝具やオーダー枕を買っていただき、当社でメンテナンスして、長く使い続けていただく。量販店や大型スーパーなどがひしめく。数多くの店が淘汰されていく現在で、認めていただける一店になったのだとしたらうれしい。
 「共に学び、共に栄える」が経営理念。業績を良くしたいなら自分自身が変わらなければ。つまり環境です。汚い物には悪い虫が付く。職場環境を良くすること、自分の環境や考えをそういう場に上げる事が大切。羽ばたこう飛び上がろうという気持ちがないとね。
 今後のフジシン像は、寝具専門店としての強み。価値ある商品の提供はもちろん、「フジシンに任せたら安心」と感じてもらえる事業を考えている。来店頻度を上げていくためにも大切な特性を育てるつもりです。
 家内は、もっとゆっくり体を休めたらと言います。性分でなかなかできないんですが(笑)。
     ◇
【顧問】 藤井 信輝
【代表取締役社長】 藤井 精二
【本社所在地】
広島市中区舟入中町9-16
【創業】1967年7月
【設立】1983年6月
     ◇
創業五十一年の「大感謝祭」開催 フジシンが27日から
 10月27日(金)~11月2日(木)、「創業51周年大感謝祭」を開催する。
 これから冬に掛けて役立つ毛布や敷きパッド、こたつふとんをはじめ、多彩な商品をそろえる。羽毛ふとん丸洗いや綿ふとん打ち直し・仕立替えもある。
 問合は、フジシン佐方店?(0829)32・2332。
ビジネスニュース

西広島タイムス電子版


平成29年11月17日 第1477号

パソコン・スマホで読めます!

西広島タイムスを
新聞をめくるように
読んでいただけます。

広告もご覧いただけます。

バックナンバー