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佐伯区の湯ノ山明神社 旧湯治場の保全改修が完了 23日に落成を記念しまつり

2017年09月22日

上から本殿・拝殿・旧湯治場の屋根など葺き替えた
 【佐伯区】広島市佐伯区湯来町の湯の山温泉郷にたたずむ国の重要有形民俗文化財・湯ノ山明神社旧湯治場の保全修理が昨年度、竣工した。地元住民などで構成する湯ノ山湯治場利用活用検討委員会が落成を記念し23日(土)午後1時~5時半、「湯の山温泉湯治場まつり」を同神社近くの広場で開催する。完成を祝うとともに、由緒ある温泉郷をPRする。
 同神社は1707(宝永4)年に先人が地域のほこらのさい銭などで社と湯屋を建てたことが始まりとされる。治癒の御神徳がある霊泉として多くの人が足を運んだと伝わる。49(寛延2)年には広島藩5代目藩主・浅野吉長が藩事業として同神社の再建計画を立て、翌50(同3)年に現在の本殿・拝殿・湯治場を建てた。旧湯治場には吉長が入湯したといわれている湯つぼのほか、壁に入湯者が書いた墨書「脳病なら 尋ね来て見代湯の山に 帰命になほる明神ノ滝」などが残されている。当時の湯治場の姿が残り、治癒や信仰の様相を伝えているとして、1974(昭和49)年に同文化財に指定された。
 文化財指定時の保全修理から三十年以上経ち、本殿・拝殿・旧湯治場のこけら葺屋根や板壁などの一部が腐敗・破損していた。平成25年度から四年計画で、国・県・市の補助金計2848万3千円や奉賛金など総額約3798万4千円かけて、各社殿・湯治場の屋根全面を葺き替え、木部の一部を修繕した。
 同実行委員会の西尾保幸実行委員長(72)は「言い伝えや歴史の残る温泉郷を再認識する機会にし、後世に残していきたい。来場者には自身のふるさとへ関心を向けるきっかけになってくれればうれしい」と話す。
 まつり当日のみ旧湯治場を見学できる。地元水内神楽団の演舞もある。雨天の場合はサンピア湯来(同町)に会場を移す。
 駐車場はある。
 問合は、佐伯区地域起こし推進課TEL(082)943・9705。
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