干潮満潮

2017年08月04日更新
▼酷暑の葉月(8月)も早や立秋(7日)を迎え百日紅夾竹桃の紅い小花が風に吹かれて散るとなぜか原爆を想起する。6日は72回目の原爆記念日。近くに住む古老は低空飛行機を見上げ爆音を聞くと今でも幼少時の米軍機B─29のそれがよみがえると言う。隊列を組んで飛来広島・長崎への原爆投下までにも京都を除き多くの都市に雨あられと焼夷弾を投下した。

▼手元にある新書版「第2次世界大戦文庫」の「B─29」サンケイ出版昭和60年刊によると軍需拠点は総なめのあと“本土決戦、一億玉砕”を叫ぶ日本軍に対し最後の手段と原爆投下に向かう。6日早朝テニアン島からエノラ・ゲイ号が上空に到達、パラシュートが開き「リトルボーイ」はゆっくりと8千メートルを落下し炸裂、あの惨劇を見た。白旗を決断できないまま、2次攻撃は9日朝、九州小倉を標的としたが投下直前に工場群の煙のため照準があわず第2目標・長崎へと切り替える。それぞれの多くの犠牲者のご冥福をお祈りするばかりだ。

▼広島市佐伯区の五日市中央公民館ロビーで平和ロビー展31日(木)まで。火曜日休館。被爆体験証言者と高校生との共同制作の原爆の絵(複製)平和を求むこころが育つ本たち。問合は、TEL(082)921・8070。

 雲の峰八方焦土とは
 なりぬ    加藤楸邨

西広島タイムス電子版


平成29年9月22日 第1469号

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